Ecological Research 投稿規定日本語版

Copyright 2015–2017 The Ecological Society of Japan

最終更新日: 2017年7月19日

 

<目次>

1. 総合案内

2. 論文投稿

3. 表題ページ

4. 本文

5. 学術用語

6. 塩基配列

7. 参考文献

8. 表

9. 図

10. Electronic Supplementary Material (電子補助資料)

11. 著者の倫理的責任

12. 倫理規範遵守

13. 利益相反可能性の開示

14. 採択後

15. 使用言語

 

<1. 総合案内>

Ecological Researchは日本生態学会が刊行する英文誌で、水域・陸域を問わず、あらゆる生態学の領域において、生態学についての理解を本質的に発展・変化させる論文を掲載します。単純な記載論文や、既存の研究論文の単純な繰り返しや改変は査読対象となりません。出版される論文のタイプは、Original articles, Current topics in ecology (総説), Special features, Technical reports, Notes and comments, Data papers, Forumです。また、「Biodiversity in Asia: アジアにおける生物多様性」についての論文を掲載しています。

論文タイプは次のように定義されます。

・Original article: 原著論文

・Current topics in ecology: 生態学各分野の最近の進展についての解説。

・Special features: 招待編集者による原著論文や特集(ERシンポジウムなど)。

・Technical reports: 生態学研究の発展につながる新たな研究手法の提案。

・Notes and comments: 生態学的に新しく重要な成果についての短報。

・Data paper: 生態学研究の発展に貢献する、様々な生態プロセスに関する優れた観測データを、メタデータを含めて電子媒体として保存。

・Forum: 生態学の将来についてを論じる場で、学会によって承認・依頼された著者により執筆。

 

論文採択の基準は、質の高さと独創性、読者にとっての重要性で、最終的な採否は編集委員会によって決定されます。

Ecological Research各号の出版論文から、毎年4報程度の卓越した論文が編集委員により選出され表彰されます。

 

<2. 論文投稿>

論文投稿

原稿は、特定の専門分野外の研究者にも理解できるように書いてください。

論文の投稿は、以下の条件が満たされていることを意味します:過去に出版された研究ではない;他誌で審査中ではない;少なくとも共著者全員、場合によっては研究実施機関の責任者が、研究成果の出版を了承している。

出版社は補償請求に対する法的責任を負いません。

著者は、原稿の内容が過去いかなる言語でも出版されておらず、投稿中でもないこと、著者全員が研究に貢献し、原稿の内容に賛同していることを、カバーレターにて宣言する必要があります。

著者は、編集委員リストより、担当編集者の候補を選出します。また、査読候補者として、5名の生態学者の名前とEメールアドレスを挙げる必要があります。

 

著作権と許諾

既存の出版物から図表やテキストの一部を転載する場合、著者は当該著作権者から印刷版と電子版の両方についての承諾を得る必要があり、その証拠を投稿時に添付する必要があります。そのような手続きが行われない場合、投稿内容は全て、著者自身が作成したものとみなされます。

 

オンライン投稿

ジャーナルページ<http://www.springer.com/life+sciences/ecology/journal/11284>右の“Submit online”リンクへ入り、画面上の指示に従い原稿ファイルをアップロードします。

 

論文のタイプ

Original articles, Current topics in ecology, Special features, Technical reports, Notes and comments, Data papers, Forum papers

著者は、投稿時に希望の論文タイプを選択してください。なお、編集長は、内容・形式に応じてそれぞれの論文タイプを変更することがあります。

 

長さと形式

Technical reportsとNotes and commentsは、参考文献を除き3,000単語以内とします。それ以外の論文タイプでは、原則として、参考文献を除き7,000単語以内とします。Electronic Supplementary Material (ESM)の利用を奨励します。Data papersは、要旨とキーワードのみが含まれます。いずれのデータペーパーも、データ及びメタデータは一般公開してください。データは採択前に、JaLTERデータベースまたは、FigShare、Dryadなど、データペーパーエディターが認めたオープンアクセスのデータ保管先にアーカイブする必要があります。データ及びメタデータの準備については、Data papersのためのガイドラインを参照して下さい。

データペーパーのためのガイドライン

データペーパー投稿者のためのメタデータ作成ガイド

 

論文は次の順番で構成します。

(i) 表題ページ

(ii) 要旨とキーワード

(iii) 本文

(iv) 謝辞

(v) 参考文献

(vi) 図説

(vii) 図

(viii) 表(各表にタイトルと脚注)

(ix) Electronic supplementary material(もしあれば)

本文中では脚注は使用せず、挿入句の形で本文に組み込みます。

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<3. 表題ページ>

表題ページ

表題ページの構成

・全著者名

・簡潔で情報が伝わるタイトル

・全著者の所属とその住所

・責任著者のEメールアドレスと電話・FAX番号

・著者の現所属が研究実施時と異なる場合は、脚注で示します。

 

要旨

要旨は250単語以内ですが、データペーパーの要旨は350単語以内です。要旨には、(i) 研究の前提、(ii) 方法、(iii) 主要な結果、(iv) 結論を含みます。要旨には、未定義の略語や参考文献は含めません。

 

キーワード

要旨の後に、索引用の5つのキーワードを挙げて下さい。データペーパーでは10のキーワードが必要です。

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<4. 本文>

本文書式

原稿はワードファイル(docxまたはdoc形式)で投稿します。行間は1.5行空けます。

・フォントは論文全体で揃えてください(例: Times New Roman)。フォントの大きさは12ポイントとし、特殊文字はsymbol paletteより入力します。

・自動ページ番号、行番号機能を用いて、ページ番号と行番号を加えてください。

・フィールド機能は使用しないこと。

・インデントにはタブなどを使用し、スペースキーで代用しないこと。

・表を作成する際は、表計算ソフトではなく、表機能を使用してください。

・数式には、数式エディターかMathTypeを使用します。

・以下の見出しを用いて、原稿を適切な説に区切ってください: Introduction, Methods, Results, Discussion, Acknowledgements, References.

 

見出し

2階層まで利用できます。見出しに番号はつけないでください。

 

謝辞

人物、助成金、基金等への謝辞は、本文とは別個のセクションとして、参考文献の前に記述します。助成組織の名称は、正式名称を記載します。

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<5. 学術用語>

・単位の表記には、国際単位系(SI単位)を使用します。ただし、非SI単位がより一般的である場合はこの限りではありません。

・略語は、要旨と本文それぞれ初出時に定義し、以降は一貫して使用します。

・種とその下位分類名について一般名を用いる場合、表題と要旨、本文のそれぞれ初出時に、その学名(属や種、亜種、変種)を括弧で追記してください。ただし、よく知られた種については、表題での学名は省略可能です。英語の一般名がない場合は、学名のみを使用します。属と種、その下位分類名は、イタリックで表記します。

・化学物質の初出時には、一般名のみを記します。

・特定の材料やソフトウェア、装置を引用する際は、製造元の所在と名称を、括弧書きで記します。

・数式や記号などは、標準的な表記を使用してください。

・定数や変数、未知数はイタリック体の単独文字で表す。

・数値、演算子、句読点、一般的な関数や略語は、正体(通常スタイル)のローマン体を用いる。例: cos, det, e or exp, lim, log, max, min, sin, tan, d(導関数)

・ベクトルやテンソル、マトリックスは太字とする。

簡単な数式は、本文中に記述できます。括線(水平線)の代わりに斜線を用います(例: Xp/Ym)。e(ネイピア数)の乗数はexp.と表記したほうがわかりやすくなります。数式を個別の行に記述する場合には、連番を振ります。

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<6. 塩基配列>

新しい塩基配列データは、DDBJ/EMBL/GenBankのデータベースいずれかに登録する必要があり、当該論文が採択される前にアクセションナンバーを取得してください。アクセションナンバーは、原稿の表題ページに脚注で示します(注:当該塩基配列データは、DDBJ/EMBL/GenBankデータベースにおいてのアクセションナンバーで利用可能)。要望があれば、論文の発刊までデータベースでの公開を控えることができます。塩基配列データは、以下のURLから簡便に登録できます。

DDBJ Nucleotide Sequence Submission System

EMBL via WEBIN

GenBank via BankIt

または、独立した登録ツールを用いる。

Sequin

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<7. 参考文献>

引用

本文中での文献の引用は括弧を使用し、著者名と出版年を年代順に並べます。

・Negotiation research spans many disciplines (Thompson 1990).

・This result was later contradicted by Becker and Seligman (1996).

・This effect has been widely studied (Abbott 1991; Barakat et al. 1991; Kelso and Smith 1998; Medvec et al. 1999).

著者や著者のグループが、同じ年の研究成果を2つ以上出版している場合は、本文・引用文献リストの両方にて、出版年の後にa, b, cなどを加えます。

 

引用文献リスト

引用文献リストには、本文に引用されている出版済み、または出版決定済みの研究成果のみを挙げます。私信、未発表データ、非公式な集会による刊行物はリストに含めず、本文中には明記します(例: Smith A 2000, unpublished data)。書誌データは著者の責任により正確に記載してください。引用文献リストは、脚注や文末脚注で代用できません。引用文献リストは各研究の筆頭著者の名字によりアルファベット順に並べます。

・論文記事

Gamelin FX, Baquet G, Berthoin S, Thevenet D, Nourry C, Nottin S, Bosquet L (2009) Effect of high intensity intermittent training on heart rate variability in prepubescent children. Eur J Appl Physiol 105:731?738. doi: 10.1007/s00421-008-0955-8

・DOI(オンライン出版)による論文記事

Slifka MK, Whitton JL (2000) Clinical implications of dysregulated cytokine production. J Mol Med. doi:10.1007/s001090000086

・書籍

South J, Blass B (2001) The future of modern genomics. Blackwell, London

・著作

Brown B, Aaron M (2001) The politics of nature. In: Smith J (ed) The rise of modern genomics, 3rd edn. Wiley, New York, pp 230?257

・オンライン原稿

Cartwright J (2007) Big stars have weather too. IOP Publishing

PhysicsWeb. http://physicsweb.org/articles/news/11/6/16/1. Accessed 26 June 2007

・学位論文

Trent JW (1975) Experimental acute renal failure. Dissertation, University of California

 

学術誌名は、ISSNリストによる標準的な略語を常に使用してください。略語リストは次のサイトにあります。ISSN.org LTWA

EndNote のユーザーには、シュプリンガーが、文中引用および引用文献リストを整形するための出力形式ファイルを提供しています。

英文タイトルを持たない日本語文献の引用においては、『JAPAN/MARC MARC21フォーマット』におけるローマ字読み表記の使用を推奨します。

http://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/9484238/www.ndl.go.jp/jp/library/data/pdf/JM_MARC21revision_romajiyomihyokiyoryo.pdf

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<8. 表>

・すべての表に、アラビア数字の連番を振る。

・本文中では番号順に表を引用する。表はページごとに分けて記載します。

・表は単独でも理解可能で、且つ本文の内容を補完するものです。また、本文中の情報と重複しないようにしてください。

・各表に、その構成を説明したキャプション(表題)を付けます。

・既存の出版物の情報を用いる場合、キャプションの最後に参考文献として原点を記し、引用関係を明確にします。

・表への脚注は上付き文字(統計的有意性やその他統計データを示す場合にはアスタリスク*)を使用し、表の見出し部分で定義します。

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<9. 図>

図の投稿

・図はすべて電子媒体で提供します。

・作図に使用したソフトを明示してください。

・ベクタ形式の図は、ファイルにフォント情報を埋め込んでください。

・ファイル名にはFig.および図の番号を含めます(例:Fig.1.eps)。

 

線画

・定義: 白黒画像で陰影のないもの。

・薄い色の線や文字は使用しないでください。図中の線や文字が印刷サイズと適合しているか確認してください。

・すべての線は0.1 mm(0.3pt)以上の幅で描きます。

・スキャンした線画やビットマップ形式の線画は、最低でも1200 dpi以上の解像度とします。

 

ハーフトーン画像

・定義: 写真や図面、細かな陰影のある画など。

・拡大画像の場合、図中にスケールバーを挿入します。

・ハーフトーン画の解像度は、300 dpi以上とします。

 

コンビネーションアート

・定義:ハーフトーン画像と線画の混合画像(例: 線や多くの文字、色図形などが混在したハーフトーン画像)。

・コンビネーション・アートの解像度は、600 dpi以上とします。

 

色彩

・オンライン出版においては、カラー図の費用は必要ありません。

・冊子体では、著者が費用の支払いに同意した場合に限り、カラー印刷となります(論文1報につき、EUR950/USD1150)。著者がカラー印刷費に同意しない場合、白黒で印刷されます。

・冊子体で白黒印刷にする場合、主要な情報が判読可能かを確認してください。白黒印刷では色の違いが判別できなくなる場合があるので、異なる形状の記号や線を用いるなど、適宜工夫する必要があります。異なる色同士で判別がつくか否かは、実際に白黒印刷をすることで簡単に確かめられます。

・白黒印刷の場合、図の説明で色について言及できません。

・RGBカラー形式(8 bits per channel)で投稿します。

 

図中の文字

・図中の文字には、サンセリフ書体を使用する(HelveticaまたはArial)。

・フォントの大きさを統一してください。印刷サイズにおいて、8~12 pt程度のサイズになるようにします。

・一つの図中でのフォントの大きさの違いは、最小限にとどめてください。例えば、軸メモリのサイズが8 ptで軸ラベルのサイズが20 ptといったサイズ指定は避けてください。

・影付き文字や白抜き文字などは使用できません。

・図中にはタイトルや説明は含められません。

 

図の付番

・全ての図には、アラビア数字の連番を振ります。

・本文中では番号順に図を引用します。

・一つの図が複数のパネルで構成される場合、各パネルは括弧付きの小文字アルファベットで区別します((a), (b), (c)など)。

・SDやSEMなどの統計量やその他の略語は、図の説明で定義します。

・論文に付録(Appendix)とする図(または表)が1点以上ある場合、本文から連続した番号を振ります。付図として「A1, A2, A3など」とはしません。ただし、オンライン用の付図または付表(Electronic Supplementary Material: ESM)については、本文と分けて付番します(例: Fig.S1, Fig.S2など)。

 

図の説明

・各図には、その図の内容を正確に記述した簡潔な説明(図説)をつけて下さい。図説は本文に含め、図本体には含めません。

・図説はFig. と図番号を太字にした書き出しで始めます。

・図番号の後には句読点を入れません。図説の文末にも句読点は不要です。

・図中の要素は、図説で全て定義します。図中の要素には四角や丸などの記号を用います。

・既存の出版物からの情報を用いる場合、図説の最後に参考文献として原点を記し、引用関係を明確にします。

 

図の配置と大きさ

・図の大きさは、原稿の段組みの横幅に合わせます。

・図の横幅は、84 mmか129 mm、174 mmで、高さは234 mmを超えられません。

 

許諾

他所で出版済みの図を含める場合、その著作権者に印刷版とオンライン版両方の転載許可を得てください。出版社によっては電子著作権を無料では許可していませんが、この許諾を得るために発生する費用をシュプリンガー社が支払うことはできません。このような場合、他の出典から図を用いるべきです。

 

アクセシビリティ

全ての読者が図の内容を理解できるように、以下の点を確認してください。

・全ての図に、叙述可能な図説を付すこと。これにより、視覚障害者は、音声読み上げソフトかtext-to-Brailleのスクリーンリーダーが利用可能となります。

・情報伝達の方法として、色とともにパターンも合わせて使用する。これにより、色覚障害者が情報を識別できます。

・図中の文字は、背景との間に4.5:1以上のコントラスト比を持たせる。

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<10. Electronic Supplementary Material (電子補助資料)>

Electronic supplementary materialは、オンライン版でのみ出版され、以下のものが該当します。

・印刷できない情報:アニメーション、ビデオクリップ、録音

・電子媒体である方がより便利な情報:配列情報、スペクトルデータ

・大量のオリジナルデータ:付加的な表や図版など

 

Electronic supplementary materialの投稿

・すべてのsupplementary materialは標準的なファイル形式で投稿してください。

・各ファイルには以下の情報を含めます:論文のタイトルとジャーナル名、著者名、責任著者の所属とEメールアドレス

・利用者がダウンロードしやすいよう留意してください。大容量ファイルはダウンロードに時間を要すなど、利用者に問題を与える恐れがある点に留意してください。

 

音声、映像、アニメーション

・MPEG (.mpg)形式を使用してください。

 

テキスト、プレゼンテーション

・.docや.ppt形式は長期利用に不向きなため、資料をPDF形式で投稿してください。

・同様に、図についても1つのPDFファイルにまとめてください。

 

表計算ソフト

・スプレッドシートは、データの書き換えを企図しない場合はPDF形式に変換してください。

・読者自身による計算を促すものは、xls形式(MSエクセル)で投稿してください。

 

特殊なファイル形式

特殊なファイル形式も提供可能です: .pdb (化学物質), .wrl (VRML), .nb (Mathematica notebook), .tex

 

複数ファイルをまとめる場合

複数のファイルを.zipまたは.gzファイルにまとめられます。

 

付番

・どのsupplementary materialも、図表と同様に本文中で言及してください(ESMの図は、Fig.S1, Fig.S2... Fig.S#と、ESMの表はTable S1, Table S2... Table S#とする)。

・オンライン版でのみ出版される図表以外の情報は、"… as shown in the animation (ESM 3)", "... additional data are given in ESM 4"のように引用します。

・ファイル名は連番でつけます。例: ESM_3.mpg, ESM_4.pdf

 

図説

・どのESMにも、ファイルの内容を説明した簡潔な図説を添えます。

 

ESM

ファイルの作成

・ESMファイルは、著者が提出したものを変換や編集、形式変更をせず、そのまま出版します。

 

アクセシビリティ

全ての読者が図の内容を理解できるようにするため、以下の点を確認してください。

・各ESMの図説は、叙述可能であること。

・ビデオファイルは、光感受性発作を防ぐため、1秒間に3回以上のフラッシュ点滅が含まれないこと。

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<11. 著者の倫理的責任>

本誌は、科学的記録の誠実性を守ることを約束します。本誌は出版倫理委員会(COPE, http://publicationethics.org/)の一員であり、不正の疑われる行為についてはCOPEのガイドラインに従って対処します。著者は、本誌への信用、科学論文の著者としての専門家としてのあり方、ひいては科学研究活動そのものに損害を与えうるような、不正確な研究成果の公表を控えるべきです。研究とその公表についての誠実性は、以下にあげる良き科学の実践規範に沿うことで保たれるでしょう。

・原稿を2つ以上の学術誌に同時に投稿しない。

・原稿はその一部または全体が)過去に出版されたものではない。ただし、以前の研究を発展させた新たな研究の場合は除く(文章の使い回し(「自己盗用」)の疑いを避けるために、材料等の再使用については、そのことが明記されている)。

・投稿数を増やすために、単一の研究を複数に分割していない。ひとつの研究が複数誌あるいは同一誌へ長期間かけて投稿されていない(例えばサラミ出版 Salami publishing;サラミ出版とは、同じ研究をわずかに変更して,異なった雑誌で発表すること,あるいは、既存の論文を切り貼りして新しい論文として発表すること)。

・自身の結論を支持するためのデータ(画像を含む)は、ねつ造や操作されていない。

・他人のデータや文章、学説を、著者独自のものであるかのように表現していない(盗用)。他の研究の引用(複写(逐語的な転記)に近いもの、要約したもの、意訳したものを含む)は明記され、逐語的な転記には引用符が用いられている。また、著作権のある資料については、使用許可が確保されている。

・重要:本誌は、剽窃を検知するためにソフトウエアを使用する場合があります。

・投稿前に、共著者全員、場合によっては研究実施機関の責任者から、投稿への同意が明示的に得られている。

・投稿原稿に名前が掲載されるいずれの著者も、その科学的研究に対して十分に寄与しており、従って研究成果に対する連帯責任と説明責任を共有している。

 

・付記:

・論文採択後の著者あるいは著者順序の変更は認めません。

・論文改訂中や校正中・出版後に、著者の追加や削除を要請することは深刻な問題であり、正当性が認められる場合には検討される場合があります。著者の変更を正当化するには、共著者全員の書面による同意と、追加(あるいは除名)する著者の新しい(あるいは削除される)役割についての説得力のある詳細な説明が必要不可欠で、それらの書面を受け取った場合にのみ検討されます。改訂段階で変更する場合には、改訂版原稿に書面を付加してください。採択後・出版後の変更の場合、出版社経由で編集委員長へ依頼書面を送ってください。いずれの場合にも、要請を裏付けるための追加書面の提出を求められる場合があります。変更の承認は編集委員長が決定し、却下もありえます。そのため、著者は投稿に際し、適正な著者グループと責任著者、著者順をしっかり確認することを勧めます。

・著者は、結果の正当性を証明するための関連文書やデータについて、要請があれば送付できる準備をしておく必要があります。これには、加工前のデータや試料、記録などが含まれます。

不正行為の疑いがあれば、COPEのガイドラインに従って調査します。調査後、疑いについて根拠のある懸念が確認された場合、疑義のある著者へ連絡し、問題に対処する機会を与えます。もし不正行為が合理的な疑いを超えて立証された場合、編集委員長は以下の処置,あるいは追加的な処置を実行することになります。

・投稿が審査中の場合、却下して著者に戻す。

・投稿が既にオンライン出版となっている場合、その違反の性質や重大性によって、その論文に訂正記事を付けるか、深刻な場合には論文を撤回する。その理由は、出版される訂正や撤回記録に記載する。

・著者の所属機関に通知する。

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<12. 倫理規範遵守>

研究の客観性と透明性、そして倫理的に専門家として容認される行為の原則に準拠したことを保証するため、著者は資金の提供元、利益相反(財政的な問題を含むか含まないか)、研究にヒト被験者を含む場合にはインフォームド・コンセント(告知に基づく同意)、動物に関わる研究なら動物福祉についての記述などの情報を含める必要があります。

論文投稿の際、著者は、(該当する場合)引用文献リストの前に"Compliance with Ethical Standards"と題した節を個別に設け、以下の記述を含めるべきです。

・潜在的利益相反の開示

・ヒト・動物関連の調査研究

・インフォームド・コンセント

これらの基準は、雑誌の学術領域だけでなく、査読方針(すなわち一重または二重盲査読)に依存して学術誌毎に若干異なることに留意してください。論文を投稿する前には、本項以下を注意深く確認してください。

責任著者(corresponding author)は、倫理規範へのコンプライアンス書面を取りまとめ、査読中あるいは出版後に求めがあれば、送付しなくてはなりません。

編集委員は、上に示したガイドラインに従わない投稿を却下する権限を持ちます。著者は、虚偽の記述や上述のガイドラインを履行できない場合の責任を持ちます。

 

<13. 利益相反可能性の開示>

著者は、論文に対して直接的・間接的に影響や偏りを及ぼす可能性のある全ての関係性や利害関係を開示しなくてはなりません。たとえ著者が利害関係を感じていない場合でも、関係性と利害関係の開示は、論文の正確かつ客観的な評価につながり、より完全で透明性のある審査をもたらします。実際に存在する、あるいはそのように見える利害相反の認識は一つの見地であり、読者が持つ権利があります。このような開示は、研究の後援組織との財務的関係や、コンサルタント業務に対する報酬が不適当であることは意味しません。以下は、研究に直接的・間接的に関連する利益相反の例の一部です。

・資金提供機関からの研究助成金(研究資金名と助成番号を記してください)

・シンポジウム講演の謝金

・シンポジウム出席への資金提供

・教育プログラムへの資金提供

・雇用やコンサルタント

・プロジェクトスポンサーからの支援

・顧問や役員、別の形の経営関連のポスト

・複数の所属

・株主所有権や投資利益といった金融関係

・知的財産権(例:特許、著作権や、それらからの権利使用料)

・論文により財政上の利益を得るかもしれない配偶者や子供の存在

加えて、経済的利害以外の利害関係や、読者にとって重要と思われる報酬(非金銭的利益)も開示されるべきです。これらに含まれる例の一部として、研究に直接的・間接的に影響する個人的関係や競合する利害関係、研究に影響し得る専門的関心や個人的信条などがあげられます。責任著者は、利益相反の開示書面を全共著者から集め、その表明について正式に同意を得た著者らについては、責任著者が全著者を代表して開示書面に署名をすれば十分です。書式例は以下のリンクにあります。

こちら

責任著者は、原稿本文の引用文献リストの前に、潜在的な利益相反の要約を個別の節として含めます。そこには開示書面に記録された内容を反映させます。以下に情報開示の例を示します。

Funding: This study was funded by X (grant number X).

(資金: この研究はXより資金を得ている (助成番号X)。)

Conflict of Interest: Author A has received research grants from Company A. Author B has received a speaker honorarium from Company X and owns stock in Company Y. Author C is a member of committee Z.

(利益相反: 著者Aは、A会社より研究費を得ている。著者BはX会社より講演の謝礼を受領しており、Y会社の株を保有している。著者Cは、Z委員会のメンバーである。)

 

もし利益相反がない場合、著者は以下のように述べてください。

Conflict of Interest: The ahthors declare that they have no conflict of interest.

(利益相反: 著者らは利益相反がないことを宣言する。)

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<14. 採択後>

論文採択後、著者はシュプリンガーのウェブサイトのAuthor Query Application(著者への問い合わせ記入書)へのリンクを受け取ります。そこで、著作権譲渡宣言への署名や、Open Choice(論文のオープンアクセス化)、別刷り、カラー印刷に対する希望を示します。出版される採択論文の著作権は日本生態学会になります。Author Query Applicationが完了すると制作が進行し、校正刷りを受け取ります。

 

Open Choice

通常の出版過程(論文が雑誌に掲載され、その論文の閲覧が購読料を支払った顧客に許可される)に加え、シュプリンガー社は、シュプリンガーOpen Choiceという出版オプションを提供しています。Open Choiceの論文は、定期購読ベースの論文が持つ全ての特典を受けられる上に、SpringerLinkのオンラインプラットフォームで公に入手可能となります。

シュプリンガーOpen Choice

 

著作権譲渡

著者は、出版社への論文の著作権譲渡を求められます(すなわち、出版社の排他的な出版権・宣伝権の承認です)。このことは、著作権法下での情報の最大限の保護と普及を保証します。

OpenChoiceの論文は著作権譲渡を求められず、著作権は著者が持ちます。著者はオープンアクセスを選択する際に、クリエイティブコモンズのAttribution Licenseの下での論文出版に同意することになります。

 

別刷り

別刷りは責任著者が注文できます。

 

カラー図

カラー図のオンライン出版は無料です。冊子体でのカラー印刷には、著者は追加費用の支払いが求められます。

 

校正

校正刷りの目的は、写植や変換の誤り、本文や図表の完全性・正確性を確認することです。編集委員の許可が無い限り、内容の大幅変更(例:新しい結果、値の修正、タイトル・著者の変更)は認められません。

オンライン出版の後の変更は、その論文にリンクされる訂正記事の形式でのみ行われます(元の論文への直接的な修正はできません)。

 

Online First

修正した校正原稿が受領された後、論文はオンライン上で出版されます。これはDOI番号(デジタルオブジェクト識別子)によって引用可能な最初の公式出版です。冊子体の出版後、巻とページ数による引用も可能になります。

 

<15. 使用言語>

採択された原稿は、コピーエディターにより綴りや書式がチェックされます。英語が母語でない場合、これだけでは不十分な可能性があり、大幅な改訂が求められることがあります。その場合、投稿前にネイティブスピーカーの補助を得る、またはプロの英文校閲者に添削を依頼するのが好ましいです。明瞭で簡潔な文章により、編集者や査読者は原稿の科学的内容に集中でき、査読過程が速やかに進められます。

 

この投稿規定は英文版が原本です。

和文規定が原典と異なる場合は、英文版が優先されます。

Ecological Research 編集局 Email: ecores "at" mail.esj.ne.jp

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