第2期生態学教育専門委員会報告
 
日本生態学会誌,52(3):301-302 (2002)より
 
普段からメールで委員が意見交換・検討を行い,さらに,2002年2月23・24日に合宿委員会を開き,(2)以降の議題について審議した.
 
(1)今年度の活動と現在の課題に対する取り組み
 @今年度の活動
  ・日本生態学会誌に論文「生態学教育への野外研究サイトの利用可能性」(LTER特集)を発表.
  ・「高校からの生態学」目次案の検討を開始(複数の出版杜と交渉した).
 A「高校からの生態学」と「生物科学学会連合の基礎教育教科書」について
  ・嶋田委員が生科連・教育体系WGに出ている.「高校からの生態学」のプランを披露.
 B「生態教育アンケート」の取り扱い
  ・全国規模のメーリングリストで呼びかけたところ,14都道府県から連絡がありアンケートを送付,5都道府県の生物教育研究会から回答があった.いずれも日本生態学会の教育支援プランとの連携を希望しているが,実現化へのコメントもあった.
 C「生態教育ホームページ」について
  ・三重大学のサーバに立ち上げ,学会ホームページとリンクした.(渡辺守委員の異動に伴い,サーバ所在地は4月から筑波大学に変更予定)
 D「生態学事典」の教育関連項目について
  ・嶋田委員が委員と共同で原稿を取りまとめる.
 
(2)今後の検討課題
 E初等中等教育における生態学的教育の在り方
  ・「高校からの生態学」の目次案を,2002年7月をめどに委員会内で固め,それを学会ホームページで公開し,広く学会内外の意見を求める.2002年10月までに意見を集約して,目次案の改訂・最終案を決定.以後,執筆陣の選定・執筆開始に向かう.
  ・なぜこのような構成の教科書が必要なのか,現在の高校生物教育のまずい点を含めて,委員会/学会の主張を論文にして,日本生態学会誌に掲載する.
 F大学教育,生涯教育における生態学的教育の在り方
 G生態学会は生態学教育に如何に関与すべきか
  ・指導要領に対して……上記,日本生態学会誌に掲載予定の論文を,文部科学省・放送大学などに送る.
  ・教育支援……「総合的な学習の時間」で,どのくらい自然観察・生態実習・環境教育が行われるか不明だが,やる気のある教員を支援するシステムは作る必要あり.ホームページを活用して,実習テーマの解説を載せる.また,各地区のシルバー会員を実習アドバイザーとして有効利用する.
  ・教員養成……上記の,生態学会との連携に関するアンケートに答えてくれた県を中心に,理科教員の研修に参画する.今のところ,個別に対応している.
 
(3)第2期委員会終了作業
 H次期委員の選出
  ・横井洋太,米田健両委員が退任.
  ・中村浩志(信州大・教育),山村靖夫(茨城大・理),西脇亜也(宮崎大・農)の3氏を新委員候補として申請,全国委員会で承認をお願いする.
 I次期委員長の選出
  ・渡辺守委員(4月から筑波大・生物)が第3期委員長(2002年4月一2004年3月).
 J第3期委員会(2002年4月一2004年3月)の方針
  ・教育支援プログラムの再検討/実現化
  ・HP作成のアルバイト代,『高校からの生態学』検討会の旅費など,経費を要求する.
  ・『高校からの生態学』の目次構成を固め,執筆・編集を進める.
  ・そのような目次構成の本がなぜ必要か,に関する論文を,日本生態学会誌に掲載する.
(文責:嶋田正和)