保全生態学研究投稿規定
(2003年4月制定、2011年3月第5回改訂)
編集方針 保全生態学研究(Japanese Journal of Conservation Ecology)は、日本生態学会が定期的に刊行する保全生態学の研究・情報誌である。生物多様性の保全、健全な生態系の維持と再生、自然保護、地球環境問題など広義の保全生態学の課題にこたえることを目的とした個体群生態学、群集生態学、生態系生態学、景観生態学、生態遺伝学、進化生態学など、多様な研究アプローチの成果を論文や総説として掲載するほか、研究、実務、実践、教育、報道などの諸分野で保全に携わる人々に情報交換および意見表明の場を提供することにより、保全生態学の発展と普及を図ることを目的とする。
記事の区分 保全生態学研究は、以下の記事を掲載する。未発表、他誌に掲載予定のないものに限定する。
1.論文
(1)原著論文(Original Article):広く保全に関する生態学的研究やそれとかかわる政策研究など、新たに得た学術的知見をまとめ考察したもの。
(2)調査報告(Report):絶滅危惧種、侵略的外来種、地域の生物相の危機の現状など、独自の調査に基づいた新知見を報告するもの。
(3)総説・解説(Review):保全生態学やその周辺分野の課題を取り上げた総説、および保全生態学の研究で用いられる手法などの解説。
(4)実践報告(Scientific Evaluation):保全のための実践活動について、その目的や手法、得られた成果を生態学的見地から評価し報告するもの。
2.保全情報・意見(News, Opinion)
生物多様性に関するデータや事項の解説的な短報、海外の研究や実践活動の科学的紹介、科学的意見の表明など、保全生態学の発展に資する幅広い情報記事。
投稿資格 全ての記事の第1著者は日本生態学会の個人会員に限る。共同執筆者には会員以外の者を含むことができる。編集委員会が認めたときはこの限りではない。
査読 論文については、複数の査読者による査読を受けるものとする。査読者は原則として匿名とする。論文の内容に関して問題があると編集委員長が判断したときは、投稿者にその旨を通告し、改訂を求める。掲載が不適当であると編集委員長が判断したものについては、理由を明記して投稿者に返却する。保全情報・意見については、編集委員会が掲載の可否を判断する。
論文の受理 編集委員がその論文の掲載を可とし編集委員長がそれを認めた日付をもって、その論文の受理の日付とする。
ページ数の制限 投稿記事の本文の用語は日本語とする。術語も、できるだけ日本語を使用し、必要があれば英語などを併記する。日本語以外の使用は著者名、引用文献、学名など、日本語で置き換えられない場合に限る。原著論文、調査報告および実践報告については刷り上り10ページ以内(1ページ2000字程度)、総説・解説については16ページ以内、保全情報・意見については5ページ以内とする。これを超過するものについては、超過ページ印刷代の全額を著者が負担することで掲載を認める場合がある。
投稿の方法 論文は、以下の3つの方法のいずれかで投稿することができる。
1.本文、表、図の全てを1つのpdfファイルまたは図のみ別のpdf、jpeg、tiffファイルにまとめて電子メール(3MB以内)に添付し送付するか、または電子媒体(CD-ROMあるいはFD)に保存し郵送する。
2.本文(表を含んでもよい)を1つのpdfファイルにまとめて電子媒体(CD-ROMあるいはFD)に保存し、本文ならびに図表(表を本文とともに電子媒体に入れた場合は図のみ)のプリントアウトした原稿1部を郵送する。原図は指示があるまで送付しない。
3.本文、表、図の全てについてコピーを3部作成し、郵送する。ただし、原図は指示があるまで送付しない。
保全情報・意見については上記1〜3に準じるが、本文はテキストファイルなどでもよく、郵送する場合のコピーは1部でよい。
原稿の書き方 原稿は、原則としてワード・プロセッサーを使用し、A4版の用紙に12ポイント程度の文字、ダブル・スペース、上下左右に3cm以上の余白を設け、通してページ番号をつける。手書きの場合も、A4版の用紙を用いる。句読点は「。」「、」を用いる。
原稿の構成 原著論文、総説・解説は、表題(日本語および英語)、簡略表題(日本語20字以内)、著者名・所属(日本語および英語)、要旨(日本語1000字以内および英語200語以内)、キーワード(内容を適切に表す表題に含まれない語句を5つ以内で日本語と英語の両方で記す)、本文、引用文献、表、図の説明、図の順で構成する。本文は、序文、方法(材料と方法)、結果、考察の順を基本とする。謝辞を記す場合は、本文の最後に「謝辞」という見出しを立て、1段落で簡潔に述べる。
調査報告、実践報告は、表題(日本語および英語)、簡略表題(日本語20字以内)、著者名・所属(日本語および英語)、要旨(日本語および英語、ただし本文が短い場合には日本語を省略可能)、本文、引用文献、表、図の説明、図の順で構成する。本文の構成は必ずしも原著論文の形式にとらわれず、報告の目的に照らしたものとする。
保全情報・意見については、表題(日本語および英語)、著者名・所属(日本語および英語)、英文要旨、本文から構成され、本文の構成については特に規定を設けない。
生物名・単位 生物名は基本的に和名(カタカナ)を用い、本文の初出の箇所に学名(イタリック)、命名者名をつける。なお種のリストなどの表中および動物では本文中においても命名者名を省略することができる。単位はMKS単位系を用いる。
文献の引用 本文中での文献の引用は、次の例に従う。著者が3名以上のものについては第2著者以降について、和文のものは「・・・ほか」、英文のものは「・・・et al.」とする。
例: 近年、松谷・森(1950)はウスカワマイマイが……
……自律型の活動と考えられる(恩藤 1952、1953a、b;伊藤ほか 1969;Sato 1970;Smith et al. 1971;Tanaka 印刷中)
北欧では捕食者の効果が密度依存的に働くメカニズムとして指摘されている(Hansson and Henttonen 1988)。
引用文献 文献は本文中に引用されたものに限り、かつ引用されたものすべてを記さなければならない。その文献を直接見ることのできなかったものについては、著者の左肩に*をつけ、引用文献の末尾に、「(*印を付したものは直接参照できなかった)」などと、注記すること。
文献は言語にかかわらずアルファベット順に配列し、すべての著者が同じ文献がある場合には年代順とする。著者かつ出版年が同一のものは、年の後にアルファベットを付して区別する。著者が3名以上で第1著者・出版年が同じ文献についても同様に区別する。各文献は下記の例にならって記載すること。雑誌名は省略しない。
雑誌の場合:著者名(姓前名後)(年号)論文表題. 掲載雑誌名 巻: ページ
1巻の中が通しページになっておらず、号によって異なるものについては、巻とコロンの間に丸かっこでくくった号数を必ず入れること。
単行本の場合:著者名(姓前名後)(年号)表題. 発行所, 発行地(良く知られている発行所のものは省いてもよい。)
Wilson EO (1989) Threats to biodiversity. Scientific American 261: 108-116.
Shaffer ML, Samson FB (1985) Population size and extinction: A note on determining critical population size. American Naturalist 125: 144-152.
田口勇輝・夏原由博(2009)オオサンショウウオが遡上可能な堰の条件. 保全生態学研究 14:165-172.
大串隆之 (印刷中) 生物多様性の総合理論. 日本生態学会誌
Primack RB (1993) Essentials of Conservation Biology. Sinauer, Sunderland.
鷲谷いづみ・矢原徹一(1996)保全生態学入門-遺伝子から景観まで. 文一総合出版, 東京.
シルバータウン JW(1987)植物の個体群生態学 第2版(河野昭一・高田壮則・大原 雅訳). 東海大学出版会,東京.
日本生態学会(編)(2004)生態学入門. 東京化学同人,東京.
梶 光一(2006)エゾシカの個体数変動と管理.(湯本貴和・松田裕之編)世界遺産をシカが喰う シカと森の生態学. pp40-64. 文一総合出版, 東京.
Moore NW (1965) Environmental contamination by pesticides. In: Goodman GT, Edwards RW, Lambert JM (eds) Ecology and the industrial society. pp 219-237. Blackwell Scientific Publication, Oxford.
Nikolsky GV (1963) The ecology of fishes (L. Birkett, trans). Academic Press, New York.
「印刷中」という用語は、その論文が受理されている場合にのみ使用する。印刷中の文献の表記は、刊行年度が未定の場合および確定した場合には、それぞれ以下のように記す。
大串隆之 (印刷中) 生物多様性の総合理論. 日本生態学会誌
大串隆之 (2005) 生物多様性の総合理論. 日本生態学会誌 (印刷中)
受理されていないときは、本文中で「未発表」とするにとどめ、文献リストに入れないこと。
ウェブサイトからの引用については文献リストに含めずに、本文中にURL(ウェブサイト住所)、確認した日付、必要なら掲載責任者名を記す(例:「知床世界遺産候補地管理計画(環境省東北海道事務所)」、http://www.sizenken.biodic.go.jp/park/higashihokkaido/topics/8/、2005年11月2日確認)。国会議事録などの引用については文献リストに含めずに、本文中に発言者、本会議または委員会名と開催年月日、必要ならば議事案件について記す(例:○○議員、衆議院環境委員会2004年2月23日、環境保全の基本的施策に関する件)。新聞記事の引用についても文献リストに含めずに、本文中に確認した記事の記者名(匿名なら「匿名」)、新聞社名および支社名、朝夕刊の別、最終版でない場合には版数、記事名、日付について記す(例:匿名、読売新聞北海道支社朝刊「ボランティアがハチ退治」2004年5月14日)。
表 表は1つずつ別紙に書かなければならない。1つの表は1ページに印刷できる大きさとする。1ページを超える表については2つ以上に分割すること。ただし、著者が費用の全額を負担する場合には、折り込みの表などを認める場合がある。
表の説明は日本語とし、その上部にまず「表1」のように書き、ついで表題をあげたのち、改行せずに本文を読まなくとも理解できる程度に説明を加える。英文を併記する事も認める。表中の縦線はできる限り省く。本文中の原稿右欄外にその表の初出の位置を「表1」のように記入して示すこと。
図 図(写真を含む)は1つずつ別紙に鮮明に描かれたものか印刷されたもので、上端欄外に図の番号と著者名を書くこと。
カラー印刷(図および写真)の場合は、その製版印刷の全額を著者の負担とする。
図の説明は日本語とし、別紙にまとめて書く。各図の説明は、まず「図1」のように書き、ついで表題を挙げたのち、改行せずに本文を読まなくとも理解できる程度に、説明を加えること。英文を併記する事も認める。また本文中の原稿右欄外にその表の初出の位置を「図1」のように記入して示すこと。
図の作画者や写真の撮影者が著者と異なるときは、説明中にそのことを明記し、また必要な場合は、著者においてあらかじめ著作権者の許可を受けておくこと。
原図の送付 原稿受理後、編集委員会の指示に従い、原図を送付すること。
別刷 論文の著者は、50部の別刷を無料で受け取ることができる。50部を超えて別刷を必要とする場合は、超過分についての実費を徴収する。その他の記事の別刷は、実費を著者が負担する場合に限って作成する。別刷の希望部数(無料分を含む)は、初校に同封される用紙に記入すること。
校正 論文の校正は原則として、初稿のみを著者が行い、再校以降は編集委員長の責任において行う。校正は印刷のミスのみについて行うものとし、本文や図・表を変更することは認めない。誤りなどが見つかってやむを得ず原稿を変える場合には、組み直しに要した費用を著者に請求することがある。
著作権(Copyright) 著作権(複製権)は日本生態学会に帰属する。図表の転載は学会の許可を受けること。
規定の改訂 「編集方針」「記事の区分」「投稿資格」「校閲」「著作権」および「規定の改訂」などの重要事項の改訂については、全国委員会の承認を必要とする。ただし、これらを除く軽微な変更については、保全生態学研究編集委員会の議を経て行い、全国委員会に報告する。
規定の適用 この規定は、保全生態学研究誌2011年1月以降に投稿される論文から適用する。
保全生態学研究誌への原稿送付および編集に関する連絡先は、下記の通りである。最新の投稿規定は本誌最新号並びに「日本生態学会」公式ウェブサイトhttp://www.esj.ne.jp/を参照すること。
学会事務局保全生態学研究誌担当
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日本生態学会事務局 気付
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