ポスター賞
ポスター賞に応募された皆さんへ(ポスター賞委員会からのお知らせ)
日本生態学会大阪大会では、若手研究者を奨励するために、優秀なポスター発表に賞を贈ります。
以下の点に注意して準備ください。
1. 選考および受賞の単位
以下の分野ごとに審査を行い、各分野で『最優秀賞』(1名;"該当者なし"もある)および『優秀賞』(1、2名)を選出します。
2. 分野
分野ごとの応募ポスター数のばらつきが大きいため、プログラムに書かれてある23の分野を以下のように14の分野にまとめました。
3月28日 |
物質生産・循環 | 物質生産・物質循環 |
個体群生態 | 植物の個体群生態、動物の個体群生態 |
動物群集 | 動物群集、菌類・微生物 |
保全 | 保全・管理 |
3月29日 |
植物群落 | 植物群落・群集、遷移・更新 |
生態生理 | 植物の生態生理、動物の生態生理 |
行動・社会生態 | 行動・社会生態 |
送粉・種子分散 | 送粉・種子分散 |
景観生態 | 景観生態、都市生態 |
3月30日 |
植物の繁殖・生活史 | 植物の繁殖・生活史 |
動物の繁殖・生活史 | 動物の繁殖・生活史 |
植物・動物相互作用 | 植物・動物相互作用 |
進化・種多様性 | 進化・種多様性、分子生態、数理生態 |
その他 | 外来種問題、古生態、その他 |
3. 展示時間と発表時間
一般のポスターは11時までに展示することになっていますが、ポスター賞対象発表は審査の関係上、できるだけ発表日の午前10時までに展示してください。また、発表者は正規の発表時間(12:30 - 14:00)のうち少なくとも後半1時間(13:00 - 14:00)は必ずポスターのそばにいて、質問などに対応してください。
この2点は審査上必須の条件です。守っていいただけない場合は審査対象外となりますので、十分に注意ください。
4. 審査の要点
以下のような観点から審査されますので、この点を十分に理解して準備ください。
- 第1段階で『(A)ポスターの分かりやすさ』に基づいて選考対象をしぼり、
- 第2段階で『(B)研究の質』、および『(C)発表技術』について評価を行います。
第1段階審査に発表者は立ち会う必要はありません。審査員の方に余裕をもって審査していただくために、展示開始時間を早めました。第1段階審査で絞り込まれた発表は(B)と(C)についても評価されます。第2段階審査は(13:00- 14:00)を中心に行われます。この時間には必ずポスターのそばにいてください。この時間外にもポスターのそばにいてくださることは審査員の方に余裕をもって審査いただけるので歓迎します。また、(B)の評価を重視するために、(B)の配点を(A), (C)の2倍にしました。(A), (B), (C)の合計点に基づき、分野ごとに『最優秀賞』および『優秀賞』を選出します。
選考されるポイント
第1段階審査
(A)ポスター自体の分かりやすさ・見やすさ
- 字・図表が遠くからでもわかる
- 情報過多でない
- 説明なしでも要点が理解できる
- 話の流れ (文章構造・論理展開)
第2段階審査
(B)研究の質
- 新規性および独創性
- データの質・量
- 解析方法の妥当性
- 論議・結論の妥当性 (追加)
(C)発表技術
- 説明がわかりやすい
- 説明時間が適度
- 質問への応答が端的かつ的確
- 聴衆全体に対する気配り
なお、ポスター賞に関する問い合わせは生態学会実行委員会(ポスター賞委員会)が受け付けています。
ポスター賞委員会: 野口航、齋藤隆実、鈴木新、種子田春彦、寺島一郎、時田恵一郎(大阪大学)、巖圭介(桃山学院大学)、石原道博(大阪女子大学)
ポスター賞審査員の方へのお願い(ポスター賞委員会からのお知らせ)
ポスター賞審査員をお引き受けいただき、大変ありがとうございます。以下に審査の方法や基準を示しますので、お手数ですがご一読ください。公正な審査、円滑な運営のため、ご協力よろしくお願いいたします。
1. 審査員数
- 1人の審査員が見るポスターは約30枚です。
- この配分で、1ポスターあたり5名以上が審査することになります。
2. 審査表
審査日当日、ポスター会場ちかくのポスター賞委員会のコーナーに審査表を取りに来てください。審査が終わったら、審査表はポスター賞委員会のコーナーに戻してください。集計作業はポスター賞委員会が行います。
3. 審査方法・授賞
- 審査は2段階(足切り方式)で行います。
- 第1段階では,『(A)ポスターの分かりやすさ』について評価を行い、その点数に基づいて第2次審査対象ポスターを5枚(以上)に絞り込んでください。審査の要領については,「4. 審査基準」を参照してください。
- 第2段階では上記で選んだ第2次審査対象ポスターについて『(B)研究の質』および『(C)発表技術』の評価を行ってください。
- (A), (B), (C)の合計点に基づき,分野ごとに『最優秀賞』(1名;"該当者なし"もあり) および『優秀賞』(1、2名)を選出します。
- (A), (C)は各項目を0, 1, 2点の3段階評価(各8点満点)、(B)は各項目を0, 2, 4点の3段階評価(16点満点)とします。
4. 審査基準
以下のような点の審査を行ってください。
第1段階審査
(A)ポスター自体の分かりやすさ・見やすさ
- 字・図表が遠くからでもわかる
- 情報過多でない
- 説明なしでも要点が理解できる
- 話の流れ (文章構造・論理展開)
第2段階審査
(B)研究の質
- 新規性および独創性
- データの質・量
- 解析方法の妥当性
- 論議・結論の妥当性 (追加)
(C)発表技術
- 説明がわかりやすい
- 説明時間が適度
- 質問への応答が端的かつ的確
- 聴衆全体に対する気配り
5. 審査時間
- 正規のポスター発表時間は12:30-14:00です。
- 後半1時間の13:00 - 14:00は発表者が自身のポスターのそばにいることが義務づけられています。したがって、前半30分 (12:30 - 13:00) で1次審査,後半1時間 (13:00-14:00)で2次審査を行うのが適当だと考えます。
- ただし、審査対象となるポスターは当日午前10時までに展示することになっています。したがって午前中に時間をとれる方は、前もって1次審査を10:00-12:30に行っておくことも可能です。当日の混み具合を考慮するとこちらの方が望ましいかもしれません。
- また、前半(12:30 - 13:00)でも発表者がポスターのそばにいれば,1次審査と同時に2次審査を行ってもかまいません。
- 初めはどれくらいのペースでポスターを見てまわることができるのか感覚をつかむのが難しいと思います。審査に当たっては、各自、時間に余裕を持って、自分のペースに合わせて適宜審査を行なってください。
なお、ポスター賞に関する問い合わせは生態学会実行委員会(ポスター賞委員会)が受け付けています。
ポスター賞委員会: 野口航、齋藤隆実、鈴木新、種子田春彦、寺島一郎、時田恵一郎(大阪大学)、巖圭介(桃山学院大学)、石原道博(大阪女子大学)