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ESJ56 企画集会 T31
3月21日12:00-14:00 N会場

植物機能的性質の統合に向けて

企画者: 黒川紘子(横国大・環境情報), 小野田雄介(Macquarie Univ.)


生態学的現象の広域的な理解や、環境変動に伴う植生動態や生態系機能の変化の予測には、植物の機能的性質のデータを広範囲に渡ってまとめる必要がある。それらを目的としたデータベース構築・メタ解析が1990年代初頭から世界的に行われてきた。しかし、これらの活動に日本を含むアジア地域は殆ど含まれていないのが現状である。日本における植物の機能的性質のデータベース構築は、世界のデータベースにアジア地域からのデータを提供するだけでなく、亜熱帯から冷帯(亜寒帯)を含む日本の特色を生かし、植物の機能的性質に関する新たな仮説を検証する研究にも繋がるはずである。今回の企画集会では、海外におけるネットワーク研究の状況を紹介するとともに、国内で様々な植物種の比較研究を行っている研究者に彼らの研究を紹介していただく。その上で、日本における植物の機能的性質のデータベース構築の可能性や今後の研究展開について議論していきたい。

司会・総合討論:黒川紘子(横国大・環境情報)、小野田雄介(Macquarie Univ.)

コメンテータ:小池文人(横国大・環境情報)

[T31-1] 趣旨説明 黒川紘子(横国大・環境情報)

[T31-2] 国際ネットワーク研究の紹介、葉の力学プロジェクトを例に 小野田雄介(Macquarie Univ.)

[T31-3] 気象庁・生物季節データセットからみえる温暖化の植物フェノロジーへの影響 土居秀幸(University Oldenburg)

[T31-4] 光合成関連データの意義とデータベース化での問題点 石田厚(森林総研)

[T31-5] 植物リター分解に関するデータベース構築の展望と課題 大園享司(京大・生態研)


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