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ESJ58 自由集会 W23
3月11日 18:00−20:00 D 会場

里山的利用は森林の生態系サ-ビスと機能の持続性に貢献するか??供給・文化的サ-ビスの視点から

企画者: 杉村乾(森林総研), 松浦俊也(森林総研)


伝統的な里山利用は森林生態系の供給及び文化的サ-ビスの両面を担い、生態系機能の持続性を保ちつつ維持されていたと考えられるが、近年は利用されなくなったことによる生物多様性や生態系機能の低下が指摘されている。このような状況を生態学的に解析し、適切な管理を模索していくためには、供給・文化的サ-ビスのポテンシャルとしての生態系や生物多様性の持続性、生態系サ-ビスの定量評価という、生態学と社会科学の両面からアプロ-チしていく必要がある。また、日本の森林は自然条件や社会的背景が地域によって大きく異なることから、それらの特徴も考慮した解析を行わなければならない。さらに、現在でも里山的な利用がさかんな海外の事例からも有用な示唆が得られるであろう。

本集会ではいくつかの地域事例を紹介しつつ、以下の点を考察していきたい。(1)どのような自然条件がサ-ビスの高いポテンシャルを維持するための必要条件として機能しているか、(2)里山管理はサ-ビスのポテンシャルを高めるような働きかけをしているか、(3)人工林化や管理低下などの人的影響は生態系のポテンシャルに影響を与えてきたか、(4)生態系が人為あるいは草食者のインパクトに対して自律的な制御系を持っていない場合、どのようなコントロ-ルが可能か。コメンテ-タ:市川昌広(高知大学)里山管理及び生態系サ-ビスにおける過疎高齢化の問題

東北地方の多雪地域における山菜・キノコ採りの生態系サ-ビス評価 松浦俊也(森林総研)

里山的利用によって多様性を維持する:管理及び放棄された林の植生比較 伊東宏樹(森林総研)

シカ肉の利用と生態系管理 井田宏之・伊伍田宏正(エゾシカ協会)

粗放な樹木栽培型農業が生みだす人と生きものの相互関係―インドネシア東部セラム島の事例 笹岡正俊(国際林業研究センタ-)


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