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2017年5月発行ニュースレター (No.42) 掲載
川北篤 (大会企画委員会 前委員長)
日本生態学会第64 回大会は、2017 年3 月14 日(火) から18 日(土)までの5 日間、早稲田大学早稲田キャ ンパスで開催されました。生態学会の大会は、参加者数 が2,000 名を超えることがここ数年で定着しており、東 京大会では75 件もの集会(シンポジウム・企画集会・ フォーラム・自由集会)と1,218 件もの一般講演(口頭・ ポスター)がありました。さまざまな研究者の方達と会 い、幅広い分野の発表を聞くことができるのは、生態学 会の最大の魅力だと思います。一方で、会場や予算の管 理、懇親会、公開講演会の運営など、これだけの規模の 大会を開催するにあたり実行委員会の皆様には大変なご 苦労があったと思います。小泉博大会会長、関川清広大 会実行委員長をはじめとする実行委員会の皆様のご努力 にこの場を借りてお礼申し上げます。
生態学会はその規模もさることながら、多様な企画が 開催されることも特徴の一つだと思います。2013 年静 岡大会から始まった高校生ポスター発表や、2014 年鹿 児島大会から始まった英語口頭発表賞はすっかり定着 し、東京大会ではそれぞれ52 件、59 件の応募がありま した。高校生ポスター発表と合わせて開かれた「みんな のジュニア生態学講座:高校生と若手研究者の交流会」 は第3 回をむかえ、次世代の育成に向けた取組みとして 定着しています。さらに今大会では、キャリア支援専門 委員会による試みとして、小学生を対象としたこども生 態学講座が開催されました。第20 回を数えた公開講演 会では、「街のなかの多様な生き物と街を支える生態系」 というテーマで、生態学の成果が社会に発信されました。 さらに、学会の各種委員会や理事会によるフォーラムが 9 件開催され、生態学に関連するさまざまな学術的・社 会的問題が議論されたり、情報提供がなされたりしまし た。このようにして見ると、生態学会の魅力や、大会が 果たしている役割が年々多様化していることを実感でき ます。
生態学会の大会は、担当地区会で組織される大会実行 委員会に加え、学会の常設の委員会である大会企画委員 会の2 つの委員会が両輪となって運営しています。大会 企画委員会は、講演や各種集会の受付、賞の運営、プロ グラムの編集など、現地にいなくてもできる、毎回の大 会で共通して行われる運営作業を担当します。このよう な運営体制は、大会参加者の増大による実行委員会への 負担を減らすため、2005 年の大阪大会から採用された もので、今回の東京大会で13 年目となります。大会企 画委員会は発足当初は10 名ほどで構成されていたよう ですが、大会の複雑化にともなって委員の数も増え続け、 今大会は68 名で構成されました。大会の魅力を維持し ながら、いかに会員による作業負担を軽減していくかが ここ数年の重要な課題となっています。
現在、生態学会では大会改革が進行中です。これにつ いては、吉田丈人さんを中心としたあり方検討部会によ って準備が進められており、東京大会で開催されたフォ ーラム「学会大会の改革:自由集会は必要か?」でも活 発な議論がありました。本格的な改革は2019 年近畿大 会からになる見込みですが、大会改革に先立ち、これま で会員のボランティアによって運営されていた大会参 加・講演登録システムを今年度から国際文献社に委託し ました。新システム1 年目ということで思わぬトラブル が続き、参加者の皆様のご希望に添えなかった点も多か ったと思いますが、これまで会員個人のボランティアに 依存していた体制から脱却できたことは、効率的な運営 に向けた大きな一歩だったと思います。大会改革に合わ せて、大会企画委員会の作業全体についても見直し、さ らなる運営の効率化を進める必要があります。大会改革 については、会員の皆様の意見を集約するアンケートが 今後も行われる予定ですので、引き続きご協力をお願い いたします。
これらの議論と平行して、次回札幌で開催される第 65 回大会にむけ、日浦勉大会会長、工藤岳大会実行委 員長、山本智子大会企画委員長のもと、すでに準備が進 められています。札幌大会は、現在の運営体制を維持し た最後の大会になります。規模の大きな大会は運営の側 からすると大変ですが、これだけ多くの研究者が一度に 集まり、さまざまな分野の新しい研究の話を聞けること こそが生態学会の何よりの魅力だと思います。札幌大会 にも多くの参加者が集まり、東京大会にも増して盛会と なることを祈っております。
大会運営に関わった大会実行委員会・企画委員会の皆
様に加え、多くの方々のご協力のもと、東京大会が開催
されました。ここに記して、厚くお礼申し上げます。
共立出版株式会社とシュプリンガー・ジャパン株式会
社には、それぞれ高校生ポスター賞と英語口頭発表賞の
副賞を提供していただきました。
また、以下の方々に一般講演のポスター賞、英語口頭
発表賞、高校生ポスター賞の審査を担当していただきま
した。
皆様、どうもありがとうございました。
ポスター賞(順不同、敬称略):
土畑重人、浅見崇比呂、安部淳、橋本佳延、石庭寛子、
畑啓生、竹中明夫、石濱史子、黒川紘子、川上和人、鈴
木亮、長太伸章、門脇浩明、佐藤安弘、辻かおる、安東
義乃、小林知里、坂田ゆず、塩尻かおり、石崎智美、深
野祐也、滝久智、西嶋翔太、吉岡明良、土田浩治、徳田誠、
大槻久、中桐斉之、入江貴博、石井潤、小関右介、油田
照秋、小林聡、坂本佳子、宮脇成生、井田秀行、澤田佳
宏、吉村真由美、境優、高畠千尋、山下聡、山口幸、永
田尚志、細将貴、田中幸一、京極大助、大庭伸也、齋藤
星耕、西本篤史、深谷肇一、川津一隆、澤田晶子、山中
裕樹、飯田佳子、木村(加藤)恵、北岡哲、佐藤永、小
林真、矢野翠、大橋瑞江、荒木田葉月、藤巻玲路、小野
賢二、檀浦正子、仁科一哉、石井弓美子、阿部真人、高
橋晃周、城野哲平、田村典子、杉田典正、�眇棆豬住亜�
斎藤昌幸、山中聡、藤田素子、佐藤重穂、谷内茂雄、大
場真、岩泉正和、山尾僚、三宅崇、宮崎祐子、立木佑弥、
饗庭正寛、横溝裕行、江川知花、中下留美子、高倉耕一、
東出大志、岸茂樹、北野忠、南野亮子、宮澤真一、小山
里奈、吉藤奈津子、野口(舟山)幸子、井上智美、清野
達之、宮沢良行、鈴木祥弘、黒田慶子、木塚俊和、この
ほか匿名の方19 名
英語口頭発表賞(順不同、敬称略):
土居秀幸、松岡俊将、齊藤隆、佐々木雄大、瀧本岳、酒
井章子、高橋佑磨、越川滋行、日室千尋、池田紘士、山
浦悠一、韓慶民、杉浦真治、北島薫、隅田明洋、彦坂幸
毅、韓慶民、本間淳
高校生ポスター賞(順不同、敬称略):
栗和田隆、土居秀幸、西脇亜也、深沢遊、小口理一、嶋
田正和、中井咲織、宮田理恵、安立美奈子、山村靖夫、
水澤玲子、広瀬祐司、岡本朋子、三宅崇、平山大輔、亀
田佳代子、畑田彩、石田清、道前洋史、浦部美佐子、鮫
島弘光、赤坂宗光、北條賢、鈴木まほろ、高橋一秋、こ
のほか匿名の方1 名