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2000年9月に生態学メーリングリスト jeconet に流した呼びかけ文

jeconetの皆様

九州大学の向草世香と申します。生態学会大会での託児室設置に関して投稿させ ていただきます。個別の学会に関する話題で学会員でない方にはご迷惑をおかけし ますが、適切なMLがない事情をご理解の上ご了承下さい。

前前回(松本・有志),前回(広島・大会本部)と生態学会大会には,託児室が 設けられ,子連れの研究者にとってとてもすばらしい学会となりました。しかし次 回の熊本大会では,プログラムを見る限り託児室が設置されない模様です。また学 会に参加できなくなったと、共働きの家庭を持つ知人が嘆いていました。

そこで、岐阜大学の川窪伸光さんを中心に、日本生態学会に対して託児室設置継 続を要望する運動が始まっています。下記のURLに要望書が掲載されています。閲 覧して、趣旨にご賛同いただけたら、賛同者として御署名を頂けないでしょうか。 あるいは、川窪さんか向に直接メールを送って頂いても結構です。現在まで146 名の生態学会会員の御賛同を頂いています。

現在の日本では、生態学に限らずどの分野においても地域を指定して研究職に就 くことは非常に困難であり、研究者世帯の核家族化は否めません。夫婦がともに研 究者である場合、離れて暮らさざるを得ない状況も生じます。このような現状での 学会における託児室設置は、現在「子育て」中により参加を見合わせていた研究者 の参加が可能になるだけではなく、将来「子育て」に従事するかもしれない若手研 究者、学生、院生が安心して子供を持つことができる明るい未来を示しています。 託児室の安全性、責任の問題は受益者負担の保険、合意で対応が可能だと我々は考 えます。託児室の設置を今後とも継続し、様々な状況下の研究者が参加できるよう な大会運営がなされることを願います。  

要望書

川窪信光
向草世香