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自由集会 W07

データ解析で出会う統計的問題 -- R プログラミングの基礎

企画者: 粕谷英一 (九州大・理), 久保拓弥 (北海道大・地球環境)

生態学では観測・実験データを得てから試行錯誤で (観測データにみられるパターンを説明する) 統計モデリングする場合が多く,データを何度も抽出・再配列したり,傾向を発見するためにたくさんの作図が必要になります.これを手作業でこなすのはまったくたいへんなことであり,コンピューターによる自動処理 - つまりプログラミングが有効なわざとなります.この自由集会では free な統計ソフトウェアである R を使って,生態学研究の役にたつプログラミングの始めかたを紹介・議論したいと思います.近年,生態学をふくむ多くの分野で R による統計解析が普及してきました.R は単なる統計モデルあてはめ (例: glm() 使う,など) だけでなくさまざまなデータ処理プログラミングが可能です.その中でとくに重要なわざである「データ作図」 (竹中) と「乱数を使ったさまざまな実験」 (粕谷) についてとりあげ,また「それ以前の準備」(久保) についても紹介します.

R プログラミングの準備 久保拓弥 (北海道大)

R で自動作図−どんな絵でも,何十回でも,何百枚でも 竹中明夫 (国立環境研)

R の乱数関数プログラミングー統計の疑問は計算して解決 粕谷英一 (九州大)

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