| 要旨トップ | ESJ60 自由集会 一覧 | 日本生態学会第60回全国大会 (2013年3月,静岡) 講演要旨
ESJ60 Abstract


自由集会 W28 -- 3月7日 18:00-20:00 C会場

エコインフォマティクスと生態系評価:散らばった生態データを集め、整え、活用する

企画者: 伊藤元己(東大・院・総合文化)

近年、生態学分野でも大量データを扱う研究が増加している。特に地球環境との関連分野では、地球規模のさまざまなタイプの生態・環境情報を扱う必要があり、エコインフォマティクスと呼ばれる情報学的手法を利用した生態学データのハンドリングと解析を行う学問分野が立ち上がってきた。日本でもJaLTER(http://www.jalter.org/)やJapanFlux(http://www.japanflux.org/)、GRENE-ei生物多様性・生態系プロジェクト(http://grene.jp/)をはじめとして、多様な生態データを集積して利用する活動が行われている。

本自由集会では、生物多様性評価や生態系サービス評価へ向けて、観測情報や環境情報の利用促進における課題検討などを目的としている。生物多様性・生態系の情報の集積、標準化と活用について、今後の展開へ向けての議論を関連分野の研究者を交えて行う。

植物分布情報の集積と活用 *伊藤元己,倉島治,斎藤昌幸(東大・院・総合文化)

JaLTER (Japan Long-Term Ecological Research Network)の活動と生態情報メタデータ・データベース *大手信人(東大・院・農),日浦勉(北大・苫小牧研究林)

各種環境要因が生態系物質循環の動態におよぼす影響の評価およびそのマップ化 *三枝信子,中島英彰(国環研)

生態系サービス評価のための情報収集とその地図化 *小黒芳生・黒川紘子・菊池佐智子・宇野正人・中静透(東北大・院・生命科学)


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