| 要旨トップ | ESJ64 自由集会 一覧 | 日本生態学会第64回全国大会 (2017年3月、東京) 講演要旨
ESJ64 Abstract


自由集会 W05  3月14日 18:00-20:00 F会場

日本海に位置する隠岐島および佐渡島の植生と植生史

高原 光(京都府大・生命環境),本間航介(新潟大・フィールド科学教育研究センター)

日本海に位置する隠岐島と佐渡島の植生は、本州の植生と異なる特徴を持っている。隠岐島では暖温帯の海岸までクロベ、ミズナラ、ハルニレなどの冷温帯性の樹種が分布しており、佐渡島では南部は暖温帯~中間温帯、北部は冷温帯植生で垂直分布については境界が不明瞭である。また、両島にはスギの天然林が分布している。このような植生の形成には、最終氷期最盛期において、隠岐島は本州とつながっていたが、佐渡島は依然として島であったという地史の違いが関連しているのではないかと考えられる。この自由集会では、最終氷期の植生から現在の植生が形成された過程を島の地史との関連で検討する。

[W05-1] 趣旨説明 高原 光(京都府大・生命環境)

[W05-2] 隠岐島の植生と最終氷期以降の植生史 高原 光(京都府大・生命環境)

[W05-3] 佐渡島の植生 本間航介(新潟大フィールド科学教育研究センター)

[W05-4] 佐渡島における最終氷期以降の植生史 米林 仲(立正大・地球環境)


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