| 要旨トップ | ESJ64 自由集会 一覧 | 日本生態学会第64回全国大会 (2017年3月、東京) 講演要旨
ESJ64 Abstract


自由集会 W14  3月15日 18:00-20:00 D会場

Future Earth でなにをする?:Trans-disciplinaryな研究とは

大手信人(京大・Future Earth 研究推進ユニット),石井励一郎

Future Earth という国際的な研究プログラムが動いています。このプログラムは、地球規 模・地域規模の環境問題に関する理解を深め、問題解決に向けた研究を行う枠組みです。そのために文系・理系など分野を超えて研究者が協働するだけでなく、研究者が課題に関与するステイクホルダー(市民、行政、産業界、メディア、教育者、研究資金提供者など)と協働する必要性を提唱しています(こうした研究のことを「超学際研究」と呼んでいます)。課題解決のための超学際研究とは、 実際どのように始まって、どのようにすすめられるのでしょうか。そうした研究はローカルにはイメージしやすいですが、グローバルな課題に 対する研究が果たして可能なのでしょうか。この自由集会は、日頃生態学的な研究をしている学会員の皆さんに、自分の研究がどんな局面でFuture Earth的な超学際研究に関連づけることができるのかのイメージを持ってもらったり、考えてもらったりできないかと思い企画しました。

[W14-1] 生物多様性が駆動する栄養循環と流域圏社会 奥田昇(総合地球環境学研究所)

[W14-2] アジア地域での自然・社会資源の持続的な利用に関する研究 西前出(京大・地球環境学堂)

[W14-3] グローバルな超学際研究の可能性、方向性 杉山昌広(東大・政策ビジョン研究センター)

[W14-4] 文系・理系の研究が融合するFuture Earthにおける研究の必要性と可能性 石井敦(東北大・東北アジア研究センター)


日本生態学会