| 要旨トップ | 目次 | 日本生態学会第65回全国大会 (2018年3月、札幌) 講演要旨
ESJ65 Abstract


一般講演(ポスター発表) PH-09  (Poster presentation)

アライグマの爪痕調査と地理的分析

*山田拓海(埼玉県立越谷高等学校)

 現在、特定外来生物であるアライグマの生息数は全国で増加しており、埼玉県でも「埼玉県アライグマ防除実施計画」を策定して対策に乗り出している。埼玉県東部に位置する本校では、2015年に越谷市81地点、2016年に吉川市26地点と松伏町15地点でアライグマの爪痕調査を行った。その結果、捕獲情報がほとんどなかった埼玉県東部にもアライグマが侵入していることが確認された。
 本研究では、調査地点周辺の土地利用状況を分析した。調査地点ごとの土地利用状況を調べて比較することは難しいが、今回は地図情報システムソフト[QGIS]を使って試みた。爪痕が確認できた、アライグマが出没していると考えられる地域と、爪痕が確認されなかった、アライグマが出没していないと考えられる地域の土地利用を比較し、アライグマの生息地域に地理的な特徴があるか考察した。


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