| 要旨トップ | 本企画の概要 | 日本生態学会第66回全国大会 (2019年3月、神戸) 講演要旨
ESJ66 Abstract


自由集会 W31-1  (Workshop)

野外実験・数値解析を用いた撹乱に対する生態系レジリエンスの評価
Assessing the resilience of forest ecosystems to disturbances using experimental and statistical approaches

*戸田求(広島大・院・生物圏)
*Motomu Toda(Hiroshima Univ.)

将来の気候変化には、主に気温上昇などの長期的変化と、極端気象現象を例とする短期的変化の双方が挙げられる。一般に、現環境下において生態系は高い安定状態を示すが、将来の気候変化が生態系に及ぼす影響についての理解は十分ではない。生態系フィードバックは気候システムを制御する重要プロセスであるため、将来の気候変化を見据えた生態系応答の評価研究は重要と考えられる。そこで筆者らは、生態系炭素収支の観点から同課題の解明に向け、短期的極端現象がもたらす生態系撹乱に着目した野外観測や数値解析に取り組んできた。本研究発表枠では、「生態系レジリエンス」を撹乱からの回復時間と仮定し、幾つかの事例研究紹介や今後の課題について述べる予定である。


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