| 要旨トップ | 本企画の概要 | 日本生態学会第66回全国大会 (2019年3月、神戸) 講演要旨
ESJ66 Abstract


自由集会 W31-2  (Workshop)

年輪解析による気候変動と長期の撹乱の空間パターンの研究
Studies on climate change and long-term spatial pattern of disturbances by dendrochronology

*原登志彦(北大・低温研), イルジードレジャル(チェコ科学アカデミー)
*Toshihiko Hara(Hokkaido Univ.), Dolezal Jiri(Institute of Botany, CAS)

北海道大学・雨竜研究林(幌加内町母子里)におけるトドマツ、エゾマツ、ミズナラ、ダケカンバなど約20樹種からなる北方・針広混交林の1haの調査地において、毎木調査(DBHと空間位置の測定)と各樹木個体の年輪解析が行われた。これらの結果に基づき、過去約250年にわたる撹乱(主に台風)が森林の空間構造、動態そして生物多様性に及ぼす影響について議論する。撹乱により生じた林冠ギャップが大きくなるほど種多様性が低下する傾向が見られた。近年の気候変動(温暖化など)により台風の頻度と強度が増すことが気候モデルなどで予測されている。このような大型台風の発生はより大きな林冠ギャップを生じ種多様性が低下することが予測される。


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