| 要旨トップ | ESJ68 自由集会 一覧 | 日本生態学会第68回全国大会 (2021年3月、岡山) 講演要旨
ESJ68 Abstract


自由集会 W10  3月20日 17:00-18:30 Room B

オンライン議論による総説論文作成の実証実験
Demonstration of writing a review paper through online discussions

永井信(海洋研究開発機構)
Shin NAGAI(JAMSTEC)

新型コロナウイルスは人の往来を極端に制限し、face-to-faceでの自由闊達な議論の場を奪った。今後、ワクチンの開発・接種などによりコロナ禍以前の日常が戻ると仮定しても、よりスマートかつ効率的な手法を用いて、生態学研究に関する課題点や将来展望を精力的に議論していくことは重要な使命である。我々は、コロナ禍において、face-to-faceでの議論の重要性を再認識する一方、オンライン会議が持つ利便性を享受した。そこで、本自由集会は、オンラインでの議論及び、テキストマイニング手法による総説論文の作成の実証実験を試みる。具体的には、以下の手順で行う。
 1) 事前に、生態学に資する、社会的/学術的にみて重要な課題の問題設定を行う(期日までに通達する)。
 2) Zoomなどのレコーディング機能をONにして、自由に議論を行う。
 3) 自由学会終了後、音声を活字化するソフトウェアを用いて、議論の内容を文字化する。
 4) 上述(3)で文字化した内容をテキストマイニングし、客観的な解析を行う(形態素解析、N-graphなど)。
 5) 上述(4)の結果をとりまとめ、総説論文化する。
皆さんの積極的な参加と議論を歓迎いたします。


日本生態学会