| 要旨トップ | 目次 | 日本生態学会第69回全国大会 (2022年3月、福岡) 講演要旨
ESJ69 Abstract


一般講演(ポスター発表) P1-112  (Poster presentation)

ロボット聴覚用音響処理ソフトウェアHARKを用いたサウンドスケープの分析および考察
Soundscape analysis using robot audition open source software HARK

*山本遼(東京工業大学), 西田健次(東京工業大学), 糸山克寿(東京工業大学), 中臺一博(東京工業大学, HRI)
*Ryo YAMAMOTO(Tokyo Institute of Technology), Kenji NISHIDA(Tokyo Institute of Technology), Katsutoshi ITOYAMA(Tokyo Institute of Technology), Kazuhiro NAKADAI(Tokyo Institute of Technology, Honda Research Institute Japan)

生態系とサウンドスケープは相関があることから,生態系の指標を抽出する試みも行われているが,これを分析する工学的な手法は確立されていない。
本研究では、定点で長期間にわたり観測された音響データに対し,ロボット聴覚用音響処理ソフトウェアHARK に搭載されているマイクロホンアレイ処理技術を用いて,音の空間的な分析を行った。
その結果、アンソロフォニーとバイオフォニー、ジオフォニーを方向情報によって分離することができた。また、空間情報と時間情報を統合的に解析することによって,他の音源が混在する市街地でも日の出に合わせて鳥が鳴き始めることを示唆する結果が得られた。


日本生態学会