| 要旨トップ | 目次 | 日本生態学会第70回全国大会 (2023年3月、仙台) 講演要旨
ESJ70 Abstract


一般講演(ポスター発表) P2-229  (Poster presentation)

里山二次林への伝統的管理の再導入:希少な植物の保全管理
Reintroduce of traditional management system in Satoyama landscape for biodiversity conservation

*内田圭(東京大学院), 岩知道優樹(横浜国立大学)
*Kei UCHIDA(The University of Tokyo), Yuki IWACHIDO(Yokohama National University)

薪炭林や農用林として維持されてきた都市近郊の二次林は社会情勢の変化により面積が減少し管理の放棄も進んでいる。東京の都市近郊には現在も維持管理がなされている二次林が存在するが、管理が継続されている地域は限られている。本研究は東京都の西部において、人為管理と植物多様性の関係について検討することとした。

東京都西部の都市地域では、2000年以降に萌芽更新管理が再導入された地域が数多く存在する。一方で管理後の状況を定量化した事例はとても少なく、かつて実施されてきた萌芽更新管理の再導入が植物多様性へおよぼす影響について検証が必須である。

本研究では、60年以上管理されていない地域から3年前に管理された地域まで様々な二次林を対象とし、植物多様性の現状を報告する。


日本生態学会