| 要旨トップ | ESJ70 フォーラム 一覧 | 日本生態学会第70回全国大会 (2023年3月、仙台) 講演要旨
ESJ70 Abstract


フォーラム U05  3月20日 15:00-16:30 Room E

研究職を天職に! 情熱とキャリアアップと、そして、ワーク-ライフ・バランス
Passion, careers, and work-life balance of scientists

東樹宏和(京都大学), 高野(竹中)宏平(長野県環境保全研究所), 河内香織(近畿大学), 木村(加藤)恵((国研)森林研究・整備機構), 上野裕介(石川県立大学)
Hirokazu TOJU(Kyoto University), Kohei Takenaka TAKANO(Nagano Environmental Conservation Research Institute), Kaori KOCHI(Kindai University), Megumi KIMURA (KATO)(Forestry and Forest Products Research Institute), Yusuke UENO(Ishikawa Prefectural University)

今の世の中、楽な仕事なんてどうもないようです。頑張っていても、頑張っていなくても、人生には苦労がつきもの。それなら、知的好奇心の赴くまま研究に没頭し、地球や社会の明るい未来を思い描き、世の中に発信していく能動的な人生なんてどうでしょう? それが実現できる職業の名は、そう、研究者! キャリア支援専門委員会が企画する本フォーラムでは、各方面で活躍される3名の研究者に、研究や社会的な活動における苦労や醍醐味について語っていただきます。その上で、研究者としてのキャリアアップを通じてご自身が大切にされてきたことなど、これから研究者の道を目指す学生のみなさんにとってきっと勇気の源となるような情報や話題を提供していただけるかと思います。山守瑠奈さんには、海の生物を対象とした自然史研究のすばらしさを、新任大学教員の視点でお話いただきます。井上智美さんには、植物の生理生態に関する基礎研究と生物多様性保全の両面で、そのやりがいについて語っていただきます。最後に、特別講演として、ゲーム理論と計算機科学を専門とされる五十嵐歩美さんに、イギリスへの留学体験等を通じてのキャリアアップについてお話いただくとともに、家庭や組織における仕事の公平な分担についてお話しいただきます。高校生・学部生・大学院生から若手・中堅・シニアまでの幅広い世代の女性・男性にとって、きっと新たな刺激や発見が待っています。大変なこともあるけど、研究者ってやっぱりいいな! そう感じていただけたら幸いです。

[U05-1]
趣旨説明 東樹宏和(京都大学)
Opening remarks Hirokazu Toju (Kyoto University)

[U05-2]
自然史研究でキャリアを築く:浅海の海洋生物研究の面白さ 山守瑠奈(京都大学)
Career development in natural history research: Interests in marine life of coastal zones Luna Yamamori (Kyoto University)

[U05-3]
基礎研究と生物多様性保全: マングローブ生態系研究の魅力 井上智美(国立環境研究所)
Plant eco-physiological research for a word with mangroves Tomomi Inoue (National Institute for Environmental Studies)

[U05-4]
研究者こそワーク-ライフ・バランスが大切! 公平な資源分配アルゴリズムで家事分担 五十嵐歩美(東京大学)
How to achieve better work-life balance? An application of fair resource algorithms to household chore division Ayumi Igarashi (University of Tokyo)

[U05-5]
総合討論 高野 (竹中)宏平(長野県環境保全研究所)
Discussion Kohei Takenaka Takano (Nagano Environmental Conservation Research Institute)

[U05-6]
キャリア支援委員会からのお知らせ 河内香織(近畿大学)、高田まゆら(中央大学)、木村恵(森林研究・整備機構)
Announcements from Career Support Committee Kaori Kochi (Kindai University), Mayura Takada (Chuo University), Megumi Kimura (Forestry and Forest Products Research Institute)


日本生態学会