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ESJ58 企画集会 T15
3月11日 14:15-16:15 A 会場

もしも生態学者が市長になったら? -経済学から見た生態系サ-ビスと生態学から見た生態系管理-

企画者: 大野(鈴木)ゆかり(東北大・生命科学), 木村幹子(東北大・生命科学)


生物多様性を保全するためには、生態学の知識はもちろん必要ですが、お金や行政上の権限が必要になります。そこで、もしも生態学者が市長になったら、どうなるでしょうか?はたして、生物多様性の保全ができるでしょうか?

その答えを出すべく、本企画集会では、生態学者が政策で主導権を発揮できるのか、考えていきたいと思います。生物多様性の保全対策を進めるためには、どこまで保全・改善し、どのように実行するか、決定することが重要です。どこまで保全・改善するのかを測る評価方法として有効なのが、経済学を使った生態系サ-ビスの評価です。COP10でも、TEEB (The Economics of Ecosystems and Biodiversity) 報告書の生物多様性の経済価値分析が注目を集めました。そこで経済学者の中嶌さんと野原さんをお招きし、生態学者に馴染みのない、生態系サ-ビスと経済学の関係について、発表をしていただきます。そして、どのように実行するのかについては、外来種の最適管理を扱う横溝さんと自然再生を扱う三橋さんをお招きし、生態系管理についてお話していただきます。三橋さんには、実際にTEEB報告書での事例から、現在の行政構造のなかで実現可能な施策についても紹介していただきます。これらの講演は、あなたが市長や政策スタッフとなった時、またならなくとも、あなたの親戚や一般の方に生態系管理について説明する時に、きっと役立つはずです。

[T15-1] 環境経済学から見た生物多様性: マクロ経済学によるアプロ-チ 中嶌一憲(兵庫県立大・環境人間学)

[T15-2] 環境経済学から見た生物多様性: ミクロ経済学によるアプロ-チ 野原克仁(東北大・生命科学)

[T15-3] 外来植物の最適管理戦略:駆除にどれだけ投資すれば良いのか? 横溝裕行(国立環境研究所)

[T15-4] 基礎自治体が実現可能な生態系管理のフレ-ムワ-ク 三橋弘宗(兵庫県立大・自然研)


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