| 要旨トップ | 目次 | 日本生態学会第61回全国大会 (2014年3月、広島) 講演要旨
ESJ61 Abstract


一般講演(ポスター発表) PB1-HS24 (Poster presentation)

変形菌モジホコリカビの餌選好性 ~食べ出す部位に好みがあるか?~

*佐藤史菜, 堀田愛美, 安元暁子 (早稲田佐賀高等学校サイエンス部)

生物にとって食べることは大切な行為だ。その際に、より効率よくエネルギーをとることは生きていくうえで有利になる。効率の良い餌の選択は、おそらく餌の好みとしてみることができるだろう。

餌の好みの基準には、味や匂い、栄養分などさまざまあるが、部位による食べやすさも重要だろう。例えば、肉食動物が獲物を内臓から食べ始めるのは柔らかいからだと言われている。また、私たちヒトも果物の皮を食べにくいため積極的には食べずに廃棄してしまう。

餌を食べるという行為は動物に特有の行動であり、おそらくどの動物でも食べやすさの好みは見られると考えられる。しかし、世の中には動物的特徴と植物的特徴の両方を兼ね備えた生物もいる。そのような生物でも、餌の部位による食べやすさの好みは見られるのだろうか。

本研究では、そのような変形菌モジホコリカビと餌のキノコ5種を用いて次の2点を調べた。(1)柄と傘のどちらの部位を好むか。(2)柄と傘の好まれ方に種の違いがあるか。なお、5種のキノコは過去の研究で餌として好まれる順序が判明している。

結果として、そもそも食べられにくい種があった。どの種でも柄が好まれた。その理由についても考察する。


日本生態学会