| 要旨トップ | ESJ61 自由集会 一覧 | 日本生態学会第61回全国大会 (2014年3月、広島) 講演要旨
ESJ61 Abstract


自由集会 W09 -- 3月14日 15:45-17:45 A会場

仕事でつかえる!FOSS4G

企画者: 久保 まゆみ (寒地土木研究所), 古川泰人(北海道大学・OSGeo財団), 岩崎 亘典 (農業環境技術研究所)

生態学において基本的なツールの一つとなりつつあるGIS。特にQGISを始めとするフリー&オープンソースGIS(FOSS4G)は無料で自由に利用、開発できることから利用者が急増しています。近年は操作性と安定性が向上し、研究だけでなく行政や民間企業での利用も増えてきました。本集会では仕事の中でのフリー&オープンソースGISの活用例を紹介するとともに、今後の活用推進のための課題を共有します。追加情報はこちら:http://twitter.com/2525gis

話題提供

■山梨県ニホンジカ管理におけるQGISの活用/飯島勇人(山梨県森林総合研究所)

GIS初心者が広域を移動するシカの管理業務で行ったGISデータの取得、シカによる被害状況の把握や個体数の推定について紹介します

■フィールド調査新三種の神器×FOSS4G/古橋大地(マップコンシェルジュ株式会社・OSMFJ)

急速に発達するフィールド調査機材:GPS、UAV(小型無人飛行機)、Gigapan(ギガピクセルパノラマ写真)によるデータ取得とFOSS4Gを用いた活用法を紹介します

■業務効率化のためのGDAL活用 〜早く帰宅するために〜/水谷貴行(株式会社エコリス)

GISデータを作成・変換するプログラムGDALを用いてちょっとしたツールを作成し、業務を効率化する方法を紹介します

■どこまでできる?オープンソースツールでデータ解析/今木洋大(Pacific Spatial Solutions)

これまで関わった実際のプロジェクトから、具体的な問題解決の道筋と使ったオープンソースツール、その修得法を紹介します

■ふつうの人がGISを使うための方法/三橋弘宗(兵庫県立大自然研/兵庫県博)

残念ながら行政や大学生、自然愛好家の大半が今もGISを利用していません。本質的な問題解決には課題解決型の講習が不可欠であり、各種団体や目的に合わせた講習法を紹介します


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