| 要旨トップ | 目次 | 日本生態学会第62回全国大会 (2015年3月、鹿児島) 講演要旨
ESJ62 Abstract


一般講演(ポスター発表) PB2-052 (Poster presentation)

周辺からの移入が群集構造に及ぼす影響

*満尾世志人(新大 朱鷺・自然再生セ),角田裕志(岐阜大・野生動物セ)

分散は局所群集における種の共存を促進する一方で、高すぎる分散率は強力な競争種の侵入などにより局所群集の多様性を低下させることが指摘されている。このように、分散と多様性の関係は単峰型となることが予測されるものの、こうした関係が認められる群集の条件など、不透明な点は多い。また、特に分散の状況について直接的観察から議論された研究例は極めて乏しく、実証研究の蓄積が求められている。本研究では、ため池に生息する魚類群集を対象とし、池への移入個体を定量的に採捕することで群集構造と分散の関係について議論を行いたい。23か所の池で生息個体と移入個体の採捕行った結果、池内の種数と最も強い関連が認められたのは移入種数であたった。


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