| 要旨トップ | ESJ62 自由集会 一覧 | 日本生態学会第62回全国大会 (2015年3月、鹿児島) 講演要旨
ESJ62 Abstract


自由集会 W21 -- 3月21日 17:30-19:30 B会場

オープンデータと生態学

企画者: 古川泰人(北海道大学大学院), 岩崎亘典(農業環境技術研究所), 大澤剛士(農業環境技術研究所), 三島啓雄(国立環境研究所), 久保まゆみ(寒地土木研究所)

オープンデータとは、クレジット表記を明示し、派生物に同じライセンスを適用することで、誰もが自由に利用・再利用・再配布できるデータのことを示す。近年、様々なデータをオープン化し、利活用する動きが国内外でますます活発化している。たとえば、政府系のオープンデータポータルサイトdata.govやdata.go.jpなどが一般公開され、国内各市町村でもオープンデータの公開や普及が進みつつある。

いっぽう、自然科学分野においても、GBIF(Global Biodiversity Information Facility)等による生物多様性データのオープン化推進や、学術雑誌によるデータペーパーへの展開などのイノベーションが起きつつある。しかしながら今後は、収奪的焼き畑農業のごとくオープンデータを消費するのではなく、利用者として恩恵を受けつつも提供者として貢献もするという、持続的なオープンデータを育てる姿勢が必要である。

そこで、本集会では生態学分野のオープンデータに関わる発表者を迎え、生態学におけるオープンデータの利活用事例、貢献や課題の抽出、今後の展望などについて広く情報交換を行うものとする。


日本生態学会