| 要旨トップ | ESJ63 自由集会 一覧 | 日本生態学会第63回全国大会 (2016年3月、仙台) 講演要旨
ESJ63 Abstract


自由集会 W26 -- 3月23日 15:30-17:30 RoomH

ナチュラルヒストリーと生態学 ~あなたの目を輝かせ続けるために~

企画者: 末次健司(神大院・理)

生態学とは自然を研究する学問です。子供のころから自然が大好きで、自然の謎を解くような研究がしたくて生態学者を目指す人は多いのではないでしょうか。ナチュラルヒストリーの研究は純粋に楽しい。しかし自然というのは多様で複雑です。ナチュラルヒストリーに偏った研究は個別論に陥りやすく、自然の大法則の理解には結びつかない、という批判の声も聞こえてきます。一方で、一般則を求めすぎることには、演繹的な発想に偏った研究を促し、生態学を自然から乖離した学問にしてしまうという危惧もあります。本集会では、そんなジレンマの中で自然への純粋な興味を大切にもがいている生態学者からその研究哲学とアプローチを紹介してもらいます。ナチュラルヒストリーと親和性の高い生態学の研究展開はあるのか?会場の皆さんとも積極的に意見交換をしたいと思います。

コメンテーター:佐藤拓哉 (神大院・理)

[W26-1] 水生昆虫の生活史研究から河川/渓畔林食物網をひもとく  宇野裕美 (UC Berkeley)

[W26-2] エゾアカガエルとエゾサンショウウオの研究を始めて15年、まだ熱い  岸田治 (北大・北方圏FSC)

[W26-3] 植物界のニート!?: 光合成をせず、菌に寄生する植物の不思議な生活  末次健司 (神大院・理)

[W26-4] コミカンソウ科における送粉様式の世界的多様性  川北篤 (京大・生態研)


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