| 要旨トップ | 目次 | 日本生態学会第64回全国大会 (2017年3月、東京) 講演要旨
ESJ64 Abstract


一般講演(ポスター発表) P1-G-221  (Poster presentation)

岩礁潮間帯固着生物群集における季節変動と年変動の空間変異性

*金森由妃(北大・院・環境科学), 仲岡雅裕(北大・FSC), 山本智子(鹿大・水産), 野田隆史(北大・地球環境)

多様性は時空間的に変化するが,時間的β多様性(種組成の観察時点間の類似性)は空間的β多様性に比べて研究例が限られている.近年のメタ解析により,水生生物における時間的β多様性の季節変動と年変動の特性は,栄養段階の位置,ハビタットタイプや緯度によって異なることが分かっている.しかし,同一のハビタットを利用する生物群集の時間的β多様性の変動特性が,分類群や地理的位置でどのように異なるのかは不明である.そこで本研究では,様々な分類群から構成される岩礁潮間帯固着生物群集を対象に,時間的β多様性の季節変動と年変動の特性の分類群による違い,およびその空間変異性について明らかにした.

2002年から2016年の春・夏・秋に太平洋沿岸の6地域(道東,道南,三陸,房総,南紀,大隈)で永久方形区内の固定調査点を観察し,出現種とその被度を記録した.Time lag analysisを用いて,時間間隔の増大に伴う時間的β多様性の変動特性を定量的に評価し,分類群と地域間で比較した.この時,β多様性にはSørensenの類似度指数を用いた.


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