| 要旨トップ | 目次 | 日本生態学会第64回全国大会 (2017年3月、東京) 講演要旨
ESJ64 Abstract


一般講演(ポスター発表) PH-47  (Poster presentation)

イタドリが初期遷移において強い理由

*坪井由明, 三浦純, 根本直彦(東京都立国分寺高校)

伊豆大島のカルデラ内にはがらがらのスコリアの台地に小さなイタドリが定着し、その後そのパッチにススキを初めとして様々な植物が定着して遷移が進行する。
 夏は黒いスコリアは高温となり乾燥した台地。冬には強い季節風が吹き荒れる。有機物は少なく、がらがらのスコリアは風によって移動する。
 このような厳しい環境にイタドリはどのようにして適応して、パイオニアプランツになりうるのかを様々な角度から考察してみた。伊豆大島には初夏、盛夏、冬と3回訪れ、データを集めた。研究にあたってはJSTの中高生の研究実践プログラムおよび東京都教育委員会理数イノベーション事業の援助を受けて実施した。また、研究手法については筑波大学上條隆志先生、東京薬科大学都築幹夫先生、大学院生宮原啓喜氏のご指導をいただいた。ここに感謝したい。


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