| 要旨トップ | ESJ64 シンポジウム 一覧 | 日本生態学会第64回全国大会 (2017年3月、東京) 講演要旨
ESJ64 Abstract


シンポジウム S01  3月15日 9:00-12:00 A会場

生態学と進化学におけるビッグデータアプローチ [Big data in ecology and evolution]

Evan Economo (OIST), 河田雅圭 (東北大学生命科学)

近年のコンピュータや情報科学における技術的進展は、どのように情報を生成、蓄積、操作し、そして統合するかという点を変容させてきた。高度な計算科学のアプローチによって、大量のデータをアセンブルし、それを解析する新しい技術と能力は、生態学や進化生物学の理解に新しい好機をもたらしている。このシンポジウムでは、生態学と進化生物学に関わる多様な問題への”ビッグデータ”アプローチに焦点をあてる。シンポジウムでは、生物多様性情報学、生態情報学、進化ゲノミクス、環境センシングなどおけるビッグデータアプローチについて講演する。講演は、個々の研究紹介を交えながら、どのような新しい情報ツールやアプローチが生物学における長期的な問題解決につながるのか、また、これまでにアプローチできなかったどのような新しい問題を提起できるのかについて、議論する。最後に、次世代の生態学者のために、これら分野は今後どのような方向に向かっていくのかについて探っていきたい.

[S01-1] 生態学的ビッグデータを用いた生物多様性研究 久保田康裕(琉球大学)

[S01-2] 地球規模ネットワークによる生物多様性ビッグデータの集積・提供・利用 伊藤元己(東京大学)

[S01-3] Listening to ecosystems:  data-rich acoustic monitoring through landscape-scale sensor networks Nicholas FRIEDMAN(OIST)

[S01-4] Informatics approaches to understanding macroecology and macroevolution Evan Economo(OIST)

[S01-5] ゲノムビッグデータを用いた生態学・進化学研究 河田雅圭(東北大学)

[S01-6] コメント 辻和希(琉球大学)


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