| 要旨トップ | 目次 | 日本生態学会第65回全国大会 (2018年3月、札幌) 講演要旨
ESJ65 Abstract


一般講演(ポスター発表) P1-129  (Poster presentation)

函館湾西岸におけるタマキビガイの季節鉛直移動と本種にかかる捕食圧の関係

*矢田部空弥(北大・院・水産)

潮間帯では上部と下部で環境が大きく変わり,潮間帯の生物は帯状分布を示すことが多い.一般的に,分布の下限は種内・種間競争などの生物学的要因が,上限は温度や乾燥などの物理的要因が決定すると言われている.タマキビLittorina Braviculaは季節間で移動し,函館湾西岸葛登岬周辺においては,夏季に潮間帯上部及び潮上帯,冬季に下部に分布する.夏季は潮間帯下部における捕食圧の上昇が分布下限を押し上げ,冬季は低温が上限を下げると予想される.本研究は,1年を通して本種の帯状分布の季節変化を観察するとともに,帯状分布の上限と下限を決定する生物学的・物理的学要因を実験により実証し,季節鉛直移動のメカニズムを明らかにすることを目的とした.


日本生態学会