| 要旨トップ | 目次 | 日本生態学会第67回全国大会 (2020年3月、名古屋) 講演要旨
ESJ67 Abstract


一般講演(ポスター発表) P2-PC-223  (Poster presentation)

Mapillaryデータから土地被覆を識別することは可能か? 【B】
Are Mapillary data useful to identify land covers? 【B】

*堤田成政(京都大学)
*Narumasa TSUTSUMIDA(Kyoto Univ.)

生物多様性や生態系サービスの把握には詳細かつ高精度の土地被覆データが必要である。多くの場合、広域の土地被覆図は衛星画像と地上参照データを組み合わせ、機械学習・深層学習などのデータ分析を通じて作成される。数多くの土地被覆分類のためのモデルが提案されてきたが、地上参照データに関する研究はあまり着目されてこなかった。本研究では、近年地上連続写真共有プラットフォームとして注目されるMapillaryのデータが、土地被覆分類のための地上参照データとしての活用を検討した。SACLAJとよばれる地上参照写真データベースをもとに、地上参照写真分類モデルを作成し、このモデルをMapillaryのデータに適用した。これにより、Mapillaryデータからの土地被覆の識別が可能であることが示唆された。今後は、Mapillaryデータから土地被覆分類のための地上参照データの作成手法を開発し、土地被覆分類の高精度化へのアプローチを模索する。


日本生態学会