| 要旨トップ | ESJ67 シンポジウム 一覧 | 日本生態学会第67回全国大会 (2020年3月、名古屋) 講演要旨
ESJ67 Abstract


シンポジウム S02  3月5日 9:30-12:30 Room D

生態系と生物多様性の大規模シミュレーション
Big data simulation integrating biodiversity and ecosystem dynamics

門脇浩明(京都大学学際センター/フィールド研)
Kohmei KADOWAKI(Kyoto University)

生物多様性と生態系プロセスの関係を紐解くことは、生態学における重要な課題である。それらの関係性をより深く理解することは、持続可能な未来をつくることにもつながる。これまでの研究から、ある地域における生物多様性と生態系プロセスはいずれも一つの指標で表現できるほど単純なものではないことが明らかになりつつある。したがって、それらの間の関係性を理解するためには、空間的な広がりと異質性を組み込み、地域を面的にとらえるアプローチが避けては通れない。本集会では、ビッグデータを生かした生態系と生物多様性の大規模シミュレーションによって、より包括的な生態系サービス評価を目指すための取り組みを紹介する。陸面過程、水の流れ、植生のダイナミクス、社会経済要因などの要素を統合したモデルの基礎から、最新の研究展開までを網羅することで、今後、生態学において大規模シミュレーションが果たすべき役割について議論したい。コメンテータとして西田貴明氏(京都産業大学)と亀山哲氏(国立環境研究所)をお迎えし、総合討論を行う。

[S02-1]
水資源モデルH08の開発と展開 *花崎直太(国立環境研究所)
Development and applications of the H08 water resources model *Naota HANASAKI(NIES)

[S02-2]
土地利用変化が河川流量に与える影響 :日本の32流域に対するH08の適用例 *門脇浩明, 伊勢武史, 時任美乃理, 西前出(京都大学)
Impacts of land use change on river discharge using the H08 model *Kohmei KADOWAKI, Takeshi ISE, Minori TOKITO, Izuru SAIZEN(Kyoto Univ,)

[S02-3]
計算機上に再現する広域スケールの植生の構造と機能 *佐藤永(海洋研究開発機構)
Simulating Vegetation Structures and Functions at Scales of Continent to Global *Hisashi SATO(JAMSTEC)

[S02-4]
コメント:生態系サービスの評価における 水文モデルの役割と考慮点 *亀山哲(国立環境研究所)
Comment: Roles and considerations of hydrological models in the evaluation of ecosystem services *Satoshi KAMEYAMA(NIES)


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