| 要旨トップ | ESJ68 フォーラム 一覧 | 日本生態学会第68回全国大会 (2021年3月、岡山) 講演要旨
ESJ68 Abstract


フォーラム U08  3月21日 13:00-14:30 Room E

科研費の審査とその仕方:審査の仕方がわかればアピールポイントも分かる
KAKENNHI : how your proposals are reviewed in the KAKENHI system

永松大(鳥取大学), 占部城太郎(東北大学), 大手信人(京都大学)
Dai NAGAMATSU(Tottori Univ.), Jotarou URABE(Tohoku Univ.), Nobuhito OHTE(Kyoto Univ.)

 科研費(DC・PD・国際共同研究事業等を含む)は生態学の自由な研究を進めていく上で不可欠です。科研費の審査員は、審査委員候補者情報登録システムに登録された研究者から選任され、審査はピアレビューによって行われます。この登録システムには科研費の応募資格のある方ならだれでも登録することが出来ます。つまり、私達は科研費を申請すると同時に審査することも求められています。科研費が採択されるためにわかりやすい申請書を書くことが何より大切ですが、我が国の学術推進のためには、審査する側も申請書の内容を見落とさず、学術の進展と科学の規範に則った公平な審査を行わねばなりません。科研費の審査には学術振興会・学術システム研究センターが深く関わっています。現在、学術システム研究センターでは占部(生物班)、大手(農学・環境班)が専門研究員を努めています。本フォーラムでは、学術システム研究センターの仕組みや業務を紹介し、科研費・DC/PD・育志賞・振興会賞など、学振で行っている審査の流れや審査員の選出方法、審査に求められること等の紹介を通じて科研費応募の参考になる情報を提供したいと思います。科研費採択の秘訣は有りませんが、審査をどのように行い、またどのように行われているかを知れば、良い申請書を書く参考になるでしょう。審査をお願いすることになる会員だけでなく、これから科研費やDC/PDに応募する若手研究者や大学院生の聴講を大歓迎します。科研費全般や学術システム研究センターでの業務などの質問にもお答えいたします。

[U08-1]
科研費と審査の仕組み 占部城太郎(日本学術振興会学術システム研究センター 専門研究員),大手信人(日本学術振興会学術システム研究センター 専門研究員)
KAKENHI and its Review System Jotaro Urabe (Research Center for Science System, JSPS), Nobuhito Ohte (Research Center for Science System, JSPS)


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