| 要旨トップ | 本企画の概要 | 日本生態学会第68回全国大会 (2021年3月、岡山) 講演要旨
ESJ68 Abstract


自由集会 W04-1  (Workshop)

趣旨説明
Introduction

*木庭啓介(京大生態研), 藤林恵(九大工学院), 角田智詞(京大フィールド研), 目戸綾乃(京大情報学)
*Keisuke KOBA(CER, Kyoto Univ.), Megumi FUJIBAYASHI(Grad. Sch. Eng., Kyusyu Univ.), Tomonori TSUNODA(FSERC, Kyoto Univ.), Ayano MEDO(Kyoto Univ.)

近年、安定同位体比測定や重金属濃度測定といった地球化学的な測定手法は、生態学においても特別なものではなくなってきている。しかし、まだその複雑さ、そしてそれらの測定環境に生態学者がアクセスすることが難しいなどの点で、有効ではあるもののなかなか利用できていない地球化学的測定手法が存在している。脂肪酸分析もその一つであり、その濃度プロファイル、そしてその炭素(水素)同位体比は、特に地球化学の分野でこれまで長年用いられているものの、生態学的な研究での利用はまだまだ少ないのが現状である。本集会では、生態学での研究にて脂肪酸を用いた研究を進めていらっしゃる方々にご講演いただき、その利用可能性について議論したい。また、京都大学生態学研究センターにおける共同利用・共同研究事業の中で、今回取り上げる脂肪酸分析についての利用を近日中に開始することを予定しており、その情報についてもご紹介したい。


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