| 要旨トップ | 目次 | 日本生態学会第73回全国大会 (2026年3月、京都) 講演要旨
ESJ73 Abstract


一般講演(ポスター発表) P1-284  (Poster presentation)

高山性マルハナバチ種の採餌ニッチ動態【A】

*Hai xiang LIEW, Gaku KUDO(Hokkaido University)

マルハナバチは高山帯において重要な花粉媒介者であり、他の昆虫が活動しない寒冷な気候条件下でも頻繁に花を訪れる。また、定花性を示すため、効率の高い受粉サービスを提供する。高山植物の開花群集が融雪傾度に沿って変化するにつれ、マルハナバチは利用可能な花資源を採餌することで対応する。マルハナバチの採餌行動は、花との形態的適合性に影響を受ける。さらに、マルハナバチにおいても、限られた花資源をめぐる種内・種間競争が生じる。本研究では、形態学的適合性、季節的な花資源の変化、およびマルハナバチの個体数に基づいて、高山性のマルハナバチ種間の採餌ニッチの動態を調査した。2020-2025年の6年間にわたり、大雪山国立公園内の2地点(赤岳・黒岳)において主要なマルハナバチ種の訪花状況と花資源を定量化した。本発表では、花資源量の変動に対して柔軟に採餌行動を変化させるマルハナバチの訪花特性について報告する。


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