| 要旨トップ | 目次 | 日本生態学会第73回全国大会 (2026年3月、京都) 講演要旨
ESJ73 Abstract


一般講演(ポスター発表) P1-338  (Poster presentation)

ササゴイのbait-fishingにおける成幼間比較 ― 戦術の頻度とbaitの操作時間 ―【A】
Adult–juvenile comparison of bait-fishing in Striated Heron : tactic frequency and handling time【A】

*岡本浩太朗(熊大・院・自然), 矢野湊大(熊本中央高・生物探究), 逸見泰久(熊大・水環境センター), 山田勝雅(熊大・水環境センター)
*Kotaro OKAMOTO(Kumamoto Univ., GSST), Sota YANO(Kumamoto Chuo H.S., Bio.C.), Yasuhisa HENMI(Kumamoto Univ., CWMD), Katsumasa YAMADA(Kumamoto Univ., CWMD)

ササゴイは魚食性のサギ科の鳥類で、待ち伏せなどの捕食戦略に加え、Bait-fishingと呼ばれる戦略を用いて魚類を捕食する。この戦略では、昆虫や植物片などをbaitとして水面に設置し、おびき寄せられた魚を捕らえる。baitの水面への設置方法には、baitを水面まで運ぶPlacingと、放り投げるCastingの2戦術が知られる。本研究では、この2戦術について、成鳥・幼鳥間で実行頻度およびbait設置後の回収時間を比較した。その結果、幼鳥は成鳥に比べてCastingを採用する割合が低かった。また、bait設置後の回収時間については、Placingにおいてのみ成鳥・幼鳥間で差が認められ、幼鳥はより短時間でbaitを回収した。一方、Castingでは成鳥・幼鳥間で差は認められなかった。これらの結果は、成鳥と幼鳥で戦術の採用傾向およびbaitの操作様式が異なる可能性を示唆する。


日本生態学会