| 要旨トップ | 目次 | 日本生態学会第73回全国大会 (2026年3月、京都) 講演要旨
ESJ73 Abstract


一般講演(ポスター発表) P2-051  (Poster presentation)

OKEONトラップが記録した沖縄の昆虫多様性: 未解析サンプルに広がる研究の可能性
Insect Diversity in Okinawa Recorded by OKEON Traps: Research Potential Expanding Unanalyzed Samples

*Takumi UCHIMA(OIST)

OISTが主導するOKEON美ら森プロジェクトでは、沖縄本島全域に24か所のモニタリングサイトを設置し、陸域生物多様性の長期モニタリングを実施している。
陸域生物については、2015年から現在までの約10年間にわたり、SLAMトラップ(全方向型マレーゼトラップ)を用いた継続的な採集を行なっている。モニタリングサイトは沖縄本島北部から南部にかけて設置され、森林域、都市域、およびそれらの中間的環境を含む多様な土地利用区分を網羅しており、 これまでに本モニタリングデータは、アリの季節性と土地利用の違いを解析する研究や港湾周辺における外来アリ早期検出ネットワークシステム、ゾウムシ類の新種記載等にも活用されてきた。
本プロジェクトによる長期かつ広域的なモニタリングで収集されたサンプルには、未記載種や沖縄で記録の少ない種も確認されており、保管されている多くの未解析サンプルの解析を通じて、沖縄の昆虫多様性の理解を深めるだけでなく、様々な分野への応用が今後期待される。本発表では長期モニタリングで得られた希少な昆虫類の一部を抜粋して紹介する。


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