| | 要旨トップ | 目次 | | 日本生態学会第73回全国大会 (2026年3月、京都) 講演要旨 ESJ73 Abstract |
一般講演(ポスター発表) P2-058 (Poster presentation)
マルハナバチ類は、亜寒帯・温帯地域における重要な送粉者である。現在、マルハナバチ類は北アメリカやヨーロッパで減少傾向や分布縮小の傾向にあると報告されている。そのため、日本でもマルハナバチ類の分布を調べ、変化の傾向を調べる必要がある。「花まるマルハナバチ国勢調査」は、2013年から現在まで続く、写真を用いた市民参加型のマルハナバチ類の分布調査である。写真の映像から種同定を行い、写真のGPSデータまたはメールの撮影場所の住所から緯度経度の情報を収集して、分布データとしてまとめている。2013年から2018年までに日本に生息するマルハナバチ類16種(在来種15種、外来種1種)のすべての写真を集め、その枚数は、マルハナバチ類5503枚、クマバチ類380枚にのぼった。今回は、2019年以降に集めた写真について、発表する。2018年までは、毎年1000枚程度の写真を収集していて、2019年は同程度を収集していた。しかし、コロナ禍があり、外出自粛が要請されたのをうけて、宣伝を控えるなどしたため、以降は写真枚数が減少し続けている。収集された写真の傾向を分析するとともに、今後の調査をどのように維持するのかなどの課題について、報告する。