| 要旨トップ | 目次 | 日本生態学会第73回全国大会 (2026年3月、京都) 講演要旨
ESJ73 Abstract


一般講演(ポスター発表) P2-131  (Poster presentation)

北海道北部に生育するトドマツの地上部-地下部成長はどちらが気候変化に敏感か?
Is either above or belowground growth more sensitive to long-term climate change?  a case study of Abies sachalinensis in northern Hokkaido

*Makoto KOBAYASHI(Hokkaido Univ.), Yudong SHEN(Akita Prefectural Univ.), Koh YASUE(Shinshu Univ.)

北方林の各地では、温度上昇やそれに伴う乾燥化、小雪化などの気候変動が常緑針葉樹の成長へ悪影響を及ぼしている。しかし、研究の多くは地上部の成長を対象としたものであり、地下部については扱いやすい実生や稚樹を対象としたものに限られる。つまり、森林の炭素貯留の大きな担い手である成木の地下部、特に粗根の成長が長期的に気候変化に対してどのように変化しているのか、その応答程度は地上部と比べて敏感なのか、ということについては、殆ど明らかにされていない。そこで本研究では、北方林南限域に当たる北海道北部で優先するトドマツの成木を対象に、年輪年代学的な手法を用いて、幹と粗根の成長とさまざまな気象要因の年変動との関係を調査した。


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