| 要旨トップ | 目次 | 日本生態学会第73回全国大会 (2026年3月、京都) 講演要旨
ESJ73 Abstract


一般講演(ポスター発表) P2-139  (Poster presentation)

アリジゴク幼虫の体色変異と形態は地衣類に適応的な擬態をしているか
Is the color polymorphism observed in antlion larvae an adaptive mimicry of lichens?

*森豊彦(京大生態学研センター)
*Toyohiko MORI(Kyoto Univ Center for Eco Res)

コマダラウスバカゲロウ幼虫は地衣類の生育地に生息する原始的なアリジゴクであると考えられる。岩盤や樹木の垂直面に生息し、3令幼虫だけが体色変異することを発見した。幼虫の地衣類選択において、薄青緑色と白色の地衣類が接しながら連続的に生育する岩盤では、1令、2令、3令は2種類の色の地衣類選択をしていることを発見した。その他の日本のアリジゴク幼虫の形態比較を行った。本研究のキーワードを以下に示す。①なぜ3令幼虫だけが体色変異するのか、②なぜこの種の幼虫だけが地衣類の生育地に生息するのか ③幼虫の体色変異 ④幼虫の地衣類選択 ⑤幼虫と繭は適応的な擬態をしているか ⑥幼虫と旧繭の生息位置の高さと生息環境の比較 ⑦他のアリジゴクとの体色と形態の比較 ⑧岩崖における地衣類の生育地に生息する動物相


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