| 要旨トップ | 目次 | 日本生態学会第73回全国大会 (2026年3月、京都) 講演要旨
ESJ73 Abstract


一般講演(ポスター発表) PH-057  (Poster presentation)

ツバメ類の巣材の比較~ツバメ、コシアカツバメ、イワツバメ~【A】
A Comparative Study of Nest Construction Materials Among Swallow Species: Hirundo rustica, Cecropis daurica, and Delichon dasypus【A】

*中澤陽, 山田昌明, 田淵一翔, 糀谷勇, 中野あゆみ(京都府立亀岡高等学校)
*Hinata NAKAZAWA, Masaaki YAMADA, Kazuha TABUCHI, Isamu KOUJITANI, Ayumi NAKANO(Kameoka high school)

ツバメ類(ツバメ、コシアカツバメ、イワツバメ)の巣に使われている土の性質や粒径を明らかにするために、pH(水素イオン濃度)とCOND(電気伝導率)、巣を構成する土粒子の粒径分布を求めた。ツバメ類の巣に使用されていた土または屋外の土のサンプル5gに純水20gを加え、高速振とう機で30分間振とう後、ろ過したろ液のpHとCONDを測定した。
ツバメとイワツバメのサンプルのpHは6.0~6.5程度のものが多く、コシアカツバメのpHは6.5~7.0で他の2種に比べてpHが高い傾向が見られた。この理由としてコシアカツバメは雨天後のグラウンドの水たまりで採泥する様子が観察されており、白線を引くために使用されたラインパウダーが混ざった土を用いて巣を作った結果pHが高くなった可能性が考えられる。
CONDは3種間で顕著な違いは見られなかったが、水田の土等の土壌のサンプルに比べて値が高くなる傾向が見られた。CONDが高くなった原因となる物質は特定できていない。
巣を構成する土のサイズは3種とも砂が多かった。ツバメとイワツバメのサンプルの一部ではシルトが多い巣も確認されたが、種による特別な傾向を見出すことはできなかった。


日本生態学会