| 要旨トップ | 目次 | 日本生態学会第73回全国大会 (2026年3月、京都) 講演要旨
ESJ73 Abstract


一般講演(ポスター発表) PH-076  (Poster presentation)

環境の違いによるきのこ分布調査 きのこの違いをみきわめる5【A】
Fungi distribution survey in different environments. To identify different between fungi. Part 5【A】

*渡邉恵一(上教大附属中学校), 渡邉一徳(上越きのこ同好会), 岩室千海(新潟大学), 柴田嶺(新潟大学), 石崎智美(新潟大学)
*Keiichi WATANABE(Middle School attached to JUE), Kazunori WATANABE(Joetsu Fungi club), Chinami IWAMURO(Niigata Univ.), Rei SHIBATA(Niigata Univ.), Satomi ISHIZAKI(Niigata Univ.)

 大学の講座で放射性物質のせいで人が住めない場所があるということを知った。そのような場所に、また人が住める環境を取り戻すことができないかと考えている。きのこは放射性物質を吸う力があり、それを活用できれば放射性物質が少ない環境を作れると思っている。きのこがたくさん生える場所を知るために、まずはきのこと密接にかかわっている土について研究した。 以前の研究では、きのこがたくさん生える場所は、土の「水分量が多い」、「養分量が多い」、「pHが低い」傾向だった。前回調べたフィールドが広すぎて細かなところまでは研究できなかったため、今回は狭いフィールドで細かなところまで調査を行った。
 今回は中ノ沢渓谷森林公園できのこが採れそうな場所を3か所選び、10m×10mの範囲(そのエリアを4分割)できのこの分布きのこの種類と個数、土の養分、水分量、pH、木の種類、木の太さ、明るさ(開空度)などを2日間調査した。調査の中で、9月はほとんどが夏のきのこだった。また、10月には秋に生えるきのこが多くなっていた。3週間の間できのこが様変わりした。
 今回の調査において、開空度ときのこの個数に相関があった。それについては、光が刺激(温度上昇)となり、この場所で生きていくのが難しいときのこが判断して子孫を増やそうときのこが生えたと考えた。また、木の無いところにはきのこが生えにくいことが分かった。やはりきのこは木の存在が必要だと思った。


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