| | 要旨トップ | 本企画の概要 | | 日本生態学会第73回全国大会 (2026年3月、京都) 講演要旨 ESJ73 Abstract |
自由集会 W05-1 (Workshop)
気候や社会の急速な変化に伴い,地球環境や私たちの生活の基盤である生態系・生物多様性はますます変化しています。このような状況において,生態学には生物を中心とした自然環境の変化・動態を記述し,メカニズムを解明し,そして将来を予測する研究の推進と,環境課題への対応に資する知見の輩出が強く期待されています。長期生態学研究は10年スケールでの生態系の動態を解明するアプローチとして生態学の発展と,私たちの自然環境の理解を支えています。並行して,地球観測と呼ばれる分野では,地球観測衛星やセンサーネットワークなどを用いた地球システムのモニタリングが進められ,特に水循環や土地被覆,土地利用に関するデータや知見が蓄積しています。また現状の解明だけでなく,気候変動予測も進められており,気候変動が顕著になっている昨今ではこれらの観測データ・予測データの統合は地球環境科学の発展だけでなく,私たちの日常を支える科学情報として不可欠です。
気候変動や極端現象の進行に伴い,生態系や生物多様性に影響が出始め,それは生態系サービスの変化をもたらします。こうした大規模な変化に対応していくためにも,環境変化が生態系にもたらす影響を解明し,予測し,生物多様性保全策や気候変動適応策に活かすことが求められます(第10期地球観測推進部会など)。JaLTERはDIASの協力を得て,データベースの結合を介して生態学と地球観測の連携を進めようとしています。