| 要旨トップ | 本企画の概要 | 日本生態学会第73回全国大会 (2026年3月、京都) 講演要旨
ESJ73 Abstract


自由集会 W05-3  (Workshop)

DIASにおけるJaLTERデータベースとERデータ論文の運用について
Future operations of the JaLTER database and ER Data Article on DIAS

*大手信人(京都大学)
*Nobuhito OHTE(Kyoto University)

JaLTERデータベースは、ネットワークメンバーのサイトデータを格納・公開することを目的として2006年にJaLTER発足と同時に運用を開始しました。2011年に日本生態学会が発行するEcological Research(ER)にData Paper(現 Data Article)というカテゴリーを設けられ、広く生態学のコミュニティからのデータ公開がエンカレッジされるようになりました。その際に公開データのプラットフォームとしてJaLTERデータベースが利用されることになりました。これまでに91件のデータパッケージが登録され、メタデータと共に公開されています。
今日では、データペーパーの出版は多くのフィールドサイエンスの分野で一般的になってきましたが、そうしたトレンドの初期にJaLTERデータベースが、サイトデータの公開とデータペーパーの普及に、一定の役割は果たせたのではないかと思われます。
JaLTERデータベースの開設当初から昨年末までは国立環境研究所地球観測研究センターのサーバを利用させていただいていましたが、ERデータ論文のデータは12月に全てDIAS(データ統合・解析システム)の新しいサーバ上に移動し、公開されています。ネットワークサイトのデータは、現在移行作業を進めているところです。
DIASはこれまでに気象・気候データを中心に地球観測、解析に関連する多様なデータのアーカイブ、公開を行っている文科省事業で、JAMSTEC、東大、京大、九大など、国内の複数の大学、研究機関が共同で運用しています。JaLTERデータベースのような生態学的なデータベースが加わることで、今後は地球環境についてのデータ群とを融合的に利用した研究を進める機会が増えるものと期待されます。


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