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自由集会 W08

世界自然遺産登録に向けての小笠原研究の現状と展望

企画者:堀越和夫(小笠原自然文化研究所)、可知直毅 (首都大学東京)

小笠原諸島ではこの数年来、外来種によって攪乱された海洋島における生態系の保全と再生をめざして、多種多様な再生事業および調査研究が本格的に始動している。また、今年度に入り世界自然遺産登録に向かっての諸手続(協議会 および科学委員会設置など)が進行している。この自由集会では、小笠原諸島 を後世まで自然遺産として残すという中長期的な枠組みの中で、現在その中核として進められている外来種駆除対策はもとより、希少野生生物の生息域内お よび生息域外の保全戦略、これまで再生・保全の対象とされなかった固有生物群の新知見などについて、最新情報の交換と広い視野からの議論を行なう。

日本生態学会