| 要旨トップ | ESJ62 シンポジウム 一覧 | 日本生態学会第62回全国大会 (2015年3月、鹿児島) 講演要旨
ESJ62 Abstract


シンポジウム S07 -- 3月19日 9:00-12:00 K会場

次世代の社会・経済を捉えた生物多様性の社会への内在化に向けた産官学連携Ⅱ

企画者: 西田貴明(三菱UFJ)

COP10以後、わが国でも、地方自治体による地域戦略の策定、全国の生物多様性の地図化が進められ、生物多様性に関する認証や商品・サービスのブランド化の事例が増加し、TEEBに端を発する生物多様性の経済価値評価、企業経営における自然資本管理の議論が進み、社会・経済活動における生物多様性の内在化に向けた施策・事業の展開が図られている。社会・経済活動と生物多様性保全を結びつけ、多様な主体による生物多様性保全に対する資源動員(資金、人材、技術)の強化が求められている。本シンポジウムでは、社会・経済への生物多様性の内在化を進める方策について、COP10以後のわが国の生物多様性に関する政策動向を整理した上で、生態的価値と社会・経済的価値の評価の統合化、生物多様性保全の事業創出、多様な主体の合意形成、環境教育等を切り口として、実践的かつ学際的な生物多様性政策の議論を進めたい。

[S07-1] 趣旨説明:次世代の経済・社会と生物多様性の政策の統合にむけて  *西田貴明(三菱UFJ),宮本祐輔(三菱UFJ)

[S07-2] 経済・社会における生物多様性の主流化に向けた政策の動向  *岡野隆宏(環境省),笹渕紘平(環境省)

[S07-3] 生態学的価値と社会・経済的価値の間に存在するギャップと、それを埋めるためにできること  *大澤剛士(農環研),上野裕介(国総研)

[S07-4] 人口減少時代・成熟社会におけるグリーンインフラの社会的ポテンシャル~国内外の状況と取組の方向性~  *岩浅有記(国交省),西田貴明(三菱UFJ)

[S07-5] 農村活性化と生物多様性  *佐々木宏樹(農水省),西田貴明(三菱UFJ)

[S07-6] 生物多様性の保全と合意形成〜佐渡島の里海再生を事例に〜  *豊田光世(東工大)

[S07-7] 大学・高等教育課程が生物多様性保全の主流化に果たす役割~生態系サービスの実感・可視化を目的とした自然体験教育プログラムの開発事例報告から~  *二宮咲子(関東学院大),今井葉子(国環研),相川高信(三菱UFJ)


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