| 要旨トップ | 本企画の概要 | 日本生態学会第64回全国大会 (2017年3月、東京) 講演要旨
ESJ64 Abstract


シンポジウム S04-5  (Lecture in Symposium)

気候変動と土地利用変化がボルネオ島熱帯林の二酸化炭素吸収・放出量の時空間変動に及ぼす影響

*平田竜一, 伊藤昭彦(国立環境研究所)

ボルネオ島の熱帯泥炭林では気候変動と土地利用変化の影響を強く受ける。本研究では、陸域生態系モデルを用いて、気候変動と土地利用変化がボルネオ島の炭素収支に与える影響を評価した。気象データはJRA55を4kmにダウンスケールして入力データとした。土地利用変化はMODISから森林減少領域を検出し、入力データとした。特に特徴的だったのは、2002年、2006年、2015年のエルニーニョが発生した年で、少雨の影響に加え、森林火災が多発した影響により、多くの炭素が放出された。


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