| 要旨トップ | ESJ68 シンポジウム 一覧 | 日本生態学会第68回全国大会 (2021年3月、岡山) 講演要旨
ESJ68 Abstract


シンポジウム S11  3月19日 9:00-12:00 Room C

今、自然の氾濫原生態系の成り立ちと河川の氾濫・河川管理について考える
Natural floodplain ecosystem and flood control for rivers

宇野裕美(京都大学生態学研究センター), 根岸淳二郎(北大地球環境)
Hiromi UNO(Center for Ecological Research, Kyoto University), Junjiro NEGISHI(Hokkaido University)

近年、前代未聞の大水害が日本各地を襲い、氾濫、河川管理といった言葉がニュースをにぎわせている。一方、大自然の中では河川の氾濫は自然のプロセスの一部であり、多くの生物が河川の氾濫により形成される氾濫原に依存して生きている。世間の注目が河川の氾濫に集まり、今後の河川管理が問われている今、自然本来の氾濫原生態系と河川の防災、その両立について議論したい。
本集会ではまず、自然氾濫原生態系のなりたちや氾濫原生態系に適応した日本の生物についての研究について紹介する。そして、日本の河川行政の実情と自然を取り入れた防災Eco DRRの取り組みについて紹介をする。最後に、人と自然の共生の今後について会場も含めて議論したい。

[S11-1]
趣旨説明、自然の氾濫原生態系と河川管理 *宇野裕美(京都大学生態研)
General introduction: Natural floodplain ecosystem and river management *Hiromi UNO(Kyoto University, CER)

[S11-2]
有明海沿岸域の平地に広がるクリーク網に生息する淡水魚類 *鬼倉徳雄(九州大農)
Freshwater fishes inhabiting creek network around Sea of Ariake *Norio ONIKURA(Kyusyu University)

[S11-3]
国内氾濫原生態系研究の俯瞰・分析 *根岸淳二郎(北海道大学大学院)
An overview of floodplain research in Japan *Junjiro NEGISHI(Hokkaido University)

[S11-4]
河川・氾濫原生態系のつながり:再生と気候変動適応への展開 *中村太士(北海道大学)
Important connectivity of river-floodplain ecosystem: restoration and climate change adaptation *Futoshi NAKAMURA(Hokkaido University)

[S11-5]
EcoDRRを河川の氾濫原に適用するための研究課題 *竹門康弘(京都大学防災研)
Research subjects for application of Eco-DRR to flood plain in the river management *Yasuhiro TAKEMON(Kyoto University)

[S11-6]
生態系を活用した防災減災(Eco-DRR)の主流化に向けて *吉田丈人(地球研・東京大学)
Mainstreaming of Ecosystem-based Disaster Risk Reduction (Eco-DRR) in Japanese societies *Takehito YOSHIDA(RIHN・UTokyo)


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