| 要旨トップ | ESJ69 シンポジウム 一覧 | 日本生態学会第69回全国大会 (2022年3月、福岡) 講演要旨
ESJ69 Abstract


シンポジウム S08  3月17日 13:00-16:00 Room D, 現地開催/ライブ配信あり/見逃し配信対応

海洋生物多様性ビッグデータを基にしたマクロ生態学と海洋空間計画
Macroecology and marine spatial planning based on biodiversity big data

久保田康裕(琉球大学), 塩野貴之(琉球大学)
Yasuhiro KUBOTA(University of the Ryukyus), Takayuki SHIONO(University of the Ryukyus)

様々な生物分類群の空間分布が網羅的かつ高解像度で定量されるに伴って、生物多様性の進化生態学的パターンが可視化されつつある。同時に、地球あるいは国全体を俯瞰した生態系の保全利用計画を、データに基づいて社会実装することも可能になりつつある。生態学の基礎と応用の両面において、大規模な生物多様性情報の有望性は明らかである。本シンポジウムでは、海洋生物ビッグデータを用いたマクロ生態学に焦点をあて、基礎研究の成果を基にした海洋空間計画(marine spatial planning (MSP))の展望を議論する。具体的には、海洋生物分布データの特徴や編集プロセスを概説し、時空間スケールを横断した海洋生物多様性パターンの定量、広域的な気候変動や局所的な人為影響に対する海洋生態系の応答予測、海洋保護区の適正配置や実効性評価などの分析事例を紹介する。そして、海洋の保全と利用の空間的コンフリクトを最小化するアクションプランを実装する上での、海洋生物ビッグデータの可能性を明示したい。

[S08-1]
生物多様性ビッグデータの作り方 *塩野貴之(琉球大学)
How to create biodiversity big data *Takayuki SHIONO(University of the Ryukyus)

[S08-2]
生態学的ビッグデータと統計モデリングによる生物多様性評価の高度化 *深谷肇一(国立環境研究所)
Utilizing ecological big data and statistical modeling toward a better assessment of biodiversity *Keiichi FUKAYA(NIES)

[S08-3]
最終氷河期後の熱帯浅海域拡大とイシサンゴ種多様性の関係 *楠本聞太郎(九州大学)
The relationships between stony-coral diversity and expansion of tropical shallow-water areas since the Last Glacial Maxima *Buntarou KUSUMOTO(Kyushu University)

[S08-4]
気候変動に伴う沿岸生態系と利用の変化 *熊谷直喜(国立環境研究所)
Coastal community shift and use under climate change *Naoki KUMAGAI(NIES)

[S08-5]
海洋保護区効果の持続性 *高科直(東京大学)
Long-term conservation effects of marine protected areas *Nao TAKASHINA(The University of Tokyo)

[S08-6]
Ocean180:海洋生物ビッグデータを基にした海の豊かさを守るプロジェクト *久保田康裕(琉球大学)
Ocean180: mainstreaming the marine biodiversity big-data to conserve ocean wealth *Yasuhiro KUBOTA(University of the Ryukyus)


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