日本生態学会

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生態学会の将来を語る会【報告】

第63回日本生態学会大会において、今後の生態学会の将来について会員間で意見交換するための会 「生態学会の将来について語る会(通称:総会第2部)」を開催いたしました。

日時:2016年3月23日 15:30~17:00
場所:総会会場(仙台国際センター RoomA)
主催:生態学会執行部、大会のあり方検討部会、運営改革作業部会、理事会

演題と講演者
1.生態学会運営のこれまでと将来:齊藤隆(北大)
2.電子情報システム管理のこれまでと今後:竹中明夫(国環研)
3.大会運営業務と連携した望ましい会員管理システムの提案:富田基史(電中研)
4.改革による財政的問題点と展望:池田浩明(農環研)
5.持続的な大会運営に向けての課題 と改革:吉田丈人(東大)
6.総合討論

※以下、講演資料

齊藤資料

1.生態学会運営のこれまでと将来:齊藤隆(北大)

竹中資料

2.電子情報システム管理のこれまでと今後:竹中明夫(国環研)

富田資料

3.大会運営業務と連携した望ましい会員管理システムの提案:富田基史(電中研)

池田資料

4.改革による財政的問題点と展望:池田浩明(農環研)

吉田資料

5.持続的な大会運営に向けての課題 と改革:吉田丈人(東大)

対応表

学会運営改革に伴う業務対応表

趣旨:
生態学会の大会の運営はこれまで、大会実行委員会、大会企画委員会のボランティアによって支えられてきました。しかし、参加者が毎年 2,000名 を越えるようになりこのような運営の限界をすでに超え、一部の会員の負担に頼る現状が強く懸念されていることは、皆様ご存知の通りです。さらには国際対応も重要な課題です。

 そこで、持続可能な学会運営体制を築くために、執行部の諮問機関として運営改革作業部会(座長・陀安一郎)と大会のあり方検討部会(座長・吉田丈人)を設置し、さまざまな問題を検討した結果、学会運営にかかわる次の3つの方針案を打ち出すに至りました:

1)電子情報システムを可能な限り外部委託し、簡素化する、
2)大会運営のうちボランティアで実施している作業の一部を業務委託・事務局が分担する、
3)会員管理のうち現業の一部を外部委託し、浮いた事務局のロードを大会運営サポート業務等に振り分ける。

 執行部では「持続的な学会運営体制の再構築」が必要であることを明確にし、そのために学会運営全体のコストを出来る限り削減するとともに、運営体制の見直しによって生じるコストを圧縮することへの努力の重要性も認識ています。

 そこで、上に挙げた3点についての現状の整理と、これまでの部会における議論を踏まえ、再構築のために取り得る具体的なオプションとロードマップを会員と共有し、さらに会員からの意見を募るための会を開催いたします。