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会長からのメッセージ -その22-

「次期全国委員、次次期会長選挙 投票のお礼」

 次期全国委員、次次期会長選挙の結果が出ました。おかげさまで、670票(投票率約17%)の投票をいただきました。2、4、6年前はそれ ぞれ400 票、433票、451票(投票率約1割)でした。次次期会長当選者の得票数は今回の可知直毅さんが176票であり、最近4回で最高得票でした。全国委員(全国区)の得票数も、最下位当選者の得票数は、過去3回は22-25票でしたが、今回は38票となりました。

 2年前から電子投票を導入しました。これは開票作業を効率化し、投票率を上げる効果も私は期待しました。しかし、6年前から2年前まで、投 票率は漸減傾向にあり、電子投票導入後も投票率は下がり続けました。そこで、会員向けに繰り返し投票を呼びかけさせていただきました。おかげさまで、私が内心掲げた2割という投票率に近い状態になりました。ご協力ありがとうございました。

 すでにお知らせしたように、今回の全国委員選挙は法人化後の代議員(一般社団法人の社員)を選ぶ選挙であり、今後の学会の意思決定の担い手を選ぶ重要な選挙です。投票率が低いことは、逆説的にいえば、会長や全国委員になることに、特に権力が付きまとわないことを意味するのだと思います。この学会は誰が会長になるか、全国委員になるかにかかわらず粛々と運営され、特に派閥のようなものが無いとも言えるでしょう。それでも、ある程度選挙に関心が集まり、より多くの支持を得た方が運営されるほうが、私は安心です。

 法人化にともない、学会運営はできるだけ今までの実態を踏襲することを原則としています。ただし、小額ながら納税も行うようになり、社会的責任と学会運営、経理の透明性を高めることが求められるでしょう。そのためには、会員の皆さんに学会運営に最低限の関心を持っていただき、学会のあるべき姿をともに考え、実現していただければ幸いです。

2013年11月28日 会長 松田裕之

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